ソウル西部地検=(聯合ニュース)

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【ソウル、仁川聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)による国家補助金の不正会計疑惑を捜査している検察が、正義連が運営するソウル市内の施設「平和のわが家」で暮らしていた慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォノク)さんの養子とその妻を参考人として事情聴取したことが、18日までに分かった。

 

 関係者によると、ソウル西部地検は16日に吉さんの養子の牧師とその妻を参考人として呼び出した。

 検察は、吉さんが毎月受け取っていた政府からの補助金と6日に亡くなった「平和のわが家」の所長との関係などについて事実関係を確認したとされる。 

 一部メディアは、牧師の妻の話として、吉さんが毎月受け取っていた補助金が別の口座に流れており、これを知った妻が所長に説明を求めたところ、所長が自ら命を絶ったと報じた。

 正義連を巡る疑惑に関連し、牧師は「検察に行って全て陳述してきた。これ以上話すことはない」と述べた。

 今月初めまで「平和のわが家」で暮らしていた吉さんは、所長の死亡を受けて11日に牧師が運営する教会に居を移した。