「フラッシュ」出演俳優、ひどすぎる女性蔑視&人種差別ツイートでクビ
テレビドラマ「THE FLASH/フラッシュ」でラルフ・ディブニー/エロンゲイテッドマン役を3シーズンにわたって務めてきた俳優のハートリー・ソーヤー(35)が、過去の女性蔑視&人種差別ツイートで同番組をクビになった。放送局の The CW が現地時間8日、発表した。
現在ソーヤーのTwitterアカウントは削除されているが、「THE FLASH/フラッシュ」キャストに加わる前の2012年〜2014年頃の差別ツイートのスクリーンショットがここ2週間にわたってインターネット上で出回り、物議を醸していた。人種差別主義者を自称していたソーヤーの、大量の差別ツイートの一部は下記のような内容だ。
「デートレイプすればいいから、俺は自慰行為をする必要はない」
「男として、俺のお気に入りのアクティビティの一つは、ホームレスの女たちを誘拐して胸を切り取ること」
「今日のオーディションで、隠れておっぱいを見て楽しんだ」
「ディナーに行って、また人種差別してやった」
ソーヤーは、過去のツイートは「有害で到底容認できるものではない」と認めて「深く後悔しています」と謝罪したが、白人警官の暴行で黒人男性ジョージ・フロイドさんが死亡した事件を受け、アメリカでは国を挙げての人種差別への抗議デモが行われている中で、ドラマをクビになった。
The CW 局は「ハートリー・ソーヤーは『THE FLASH/フラッシュ』の第7シーズンには出演しません。我々はいかなる人種、民族、出身、ジェンダー、性的指向への差別も許しません。そうした行為は我々の価値観と方針に反するものであり、我々は全従業員のために、安全で包括的、そして生産的な環境を推進するために努力していきます」と断固とした声明を発表。主演のグラント・ガスティンは「(ソーヤーによる)それらのツイートを読んだ時、ショックを受け、悲しく、怒りを感じました」とコメントしている。(朝倉健人)