パルマ時代のファウスティーノ・アスプリージャ【写真:Getty Images】

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元コロンビア代表アスプリージャ、罰金のメモを“食べて”証拠隠滅を図る

 元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏が、パルマ時代に共闘した元コロンビア代表FWファウスティーノ・アスプリージャ氏の驚くべき罰金回避術を衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版のインタビューで明かした。

 1992年にパルマに加入したアスプリージャ氏は、大活躍した後に1995年からはニューカッスルでプレー。3年でパルマに復帰を果たすと、チーム2度目のUEFAカップ(現・UEFAヨーロッパリーグ)優勝と、7年ぶりのコッパ・イタリア制覇に貢献した。

 ただ、類稀な決定力と身体能力で相手マーカーを震え上がらせたアスプリージャ氏だが、奔放な言動だけでなく拳銃発砲事件までも起こすなど、サッカー界有数の問題児としても知られていた。

 1995年から2002年までパルマでプレーし、アスプリージャ氏ともチームメートだったカンナバーロ氏は、「スカイ・スポーツ」のインタビューで「私はとても若い時にパルマに入団し、当時のチームは本当に勝つためにプレーしていた。その時にキャプテンだった(元イタリア代表DF)ロレンツォ・ミノッティは、選手が何か間違いをすると罰金を全て書き留めていたのを覚えている」と回顧。そのうえで、アスプリージャ氏の逸話を紹介している。

「アスプリージャに罰金を支払う番が回ってくると、彼は立ち上がり、その罰金のメモを食べたんだ」

 まさに衝撃的な罰金への対処法。カンナバーロ氏を始めとする周囲の選手からしても、完全に予想外の行動だったことだろう。(Football ZONE web編集部)