ドルトムントのサンチョ photo/Getty Images

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25日、ドルトムントで成長を続けるFWジェイドン・サンチョが20歳の誕生日を迎えた。

サンチョは2017年夏にドルトムントへ移籍したところから大ブレイクし、一気にワールドクラスの選手へと上り詰めた。10代の間に世界的な評価を得ることになり、今夏にもサンチョ争奪戦が起こると予想されている。

英『sky SPORTS』もサンチョの成績を取り上げているが、サンチョは20歳になった現段階で全てのコンペティションを合わせて31得点42アシストの成績を残している。

20歳時点での得点数を比較すると、リオネル・メッシでも26点、クリスティアーノ・ロナウドは16点に留まっていた。この2人はここから急激にペースアップすることになるのだが、現段階ではサンチョの方が上ということになる。

また、19歳の1年間はサンチョにとって「効率化」を手に入れた時間でもあった。パフォーマンスが安定し、無駄の少ない選手へと変わりつつあるのだ。

例えば昨季はボールのタッチミスが1試合平均3.4回あったが、今季は2.3回まで減少。ボールロストも1試合平均2.3回だったものが1.2回まで減少している。プレイはより安定し、良い意味で若者らしくない選手となりつつある。

大切なのはここからだが、サンチョは10代の間に多くのものを吸収することに成功した。このまま成長を続ければ、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペとともに今後のサッカー界を引っ張っていく存在となれるだろう。

来年には延期されたEURO2020が控えており、サンチョにとっては大ブレイクを狙う絶好のチャンスだ。イングランド代表の新たな主役は自分だと示す大会にもなるはずで、20歳の1年間もさらなる成長に期待したい。

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