クリス・リード氏【写真:Getty Images】

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告別式で弔辞、涙ながらに「クリス、あなたの声が懐かしい」

 フィギュアスケートのアイスダンスで冬季五輪3大会に出場し、30歳で急逝したクリス・リード氏の告別式が21日、米ミシガン州で営まれ、クリス氏とカップルを組んで五輪2大会に出場した姉・キャシーさんが弔辞を述べた。ライブ配信した動画には「キャシーの気持ちを考えると胸が張り裂けそうです」といったファンの声が続々と書き込まれた。

 この日行われた告別式で弔辞を務めたキャシーさん。その冒頭は日本語で述べた。全文は以下の通り。

「皆さん、クリスと私はいつも一緒です。私はクリスのお姉さんでも、クリスはリーダーで、私をリードしてくれました。クリスは私が強くなくてはいけない時、私にきつて。クリスは私がシリアスな時、たくさんジョークを言って。クリスは私がたくさん心配している時、とても穏やかでポジティブで。私たちはいつも一つでした。私は氷の上でたくさんのことを作り上げました。それを私は絶対、忘れません。

 私はこれからクリスと一緒に、コーチとして未来の日本のアイスダンスチームを作るプランとアイデアをシェアして、たくさんのことを一緒に作ることに興奮していました。私は新しいこれからのジャーニーを一緒に行くことにとても興奮していました。クリス、あなたの声が懐かしい。あなたのスマイルが懐かしい。あなたの手をつなぐことが懐かしい。クリス、あなたのために強くなりたい。

 私のアイスダンススクールを続けていきたい。だから、私をこれからもリードしてね。あなたにどこまでもついていくからね。クリス、頑張ります」

 涙ながらに時折、声を詰まらせながら述べた弔辞。ライブ配信した動画には「キャシー、私達はみんな一緒です」「キャシーの気持ちを考えると胸が張り裂けそうです」「キャシー、日本語でありがとう」などのコメントが寄せられていた。(THE ANSWER編集部)