叱られてうなだれる3歳児に寄り添う犬(画像は『Jillian Marie Smith 2020年1月26日付Facebook「When you’re in time out but your best pal wont let you serve your time alone」』のスクリーンショット)

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悲しくて辛くて仕方ない時、そっとそばに寄り添ってくれる友達はいるだろうか…。米オハイオ州在住の母親が、1月末にFacebookに投稿した1枚の写真が拡散中だ。写真に写っているのは叱られてうなだれる3歳児と、その隣にピタリと寄り添って離れないイングリッシュ・マスティフの姿であった。『TODAY』『Fox News』などが伝えている。

オハイオ州ヒューロン郡ノーウォーク在住の2児の母ジュリアン・スミスさんは1月末、レイリーちゃん(5)にけんかをふっかけ癇癪を起したペイトン君(3)にきつい調子でこう言った。

「自分の部屋に行くか、“タイムアウト”にするか、自分で選びなさい。」

この日、ペイトン君が選択したのは“タイムアウト”で、部屋の隅の壁の前に移動するとがっくりと頭をうなだれた。タイムアウトはアメリカではしつけの一環として行われており、子供が親の話に耳を傾けなかったり行き過ぎた行動をした時に、部屋の隅など決められた場所で一定の間反省を促すものだ。

ジュリアンさんは、その時の様子をこう振り返っている。

「ペイトンは悔しい気持ちを抑えながらも壁の前に立ったのですが、“ダッシュ(Dash)”はペイトンが1人離れて立たされているのを見ると、彼のそばに寄り添うようにピタリと座ったのです。するとペイトンは言葉を発するわけでもなくそっとダッシュの耳に手をやって、頭をうなだれたまま自分のそばに引き寄せました。その姿を見て私は思わずシャッターを切りました。」

「タイムアウトで気が滅入っている時にダッシュがそっと寄り添う姿は、何をするにも一緒である彼らの関係をとてもよく表していると思います。ダッシュは『ペイトンには自分が必要なんだ』ってわかってるんですよ。だってペイトンとダッシュは親友で、似た者同士なんですから。」

イングリッシュ・マスティフのダッシュは生後6か月で、成長すると100キロを超えるそうだが、ジュリアンさんは「ペイトンがダッシュにコスチュームを着せてスーパーヒーローごっこをすることがあるのですが、ダッシュは訳が分からなくても一緒に仲良く遊んでいます。ダッシュは大きくても心が優しい“ジェントル・ジャイアント”なんですよ」と笑う。

ダッシュとペイトン君の写真には多くの人が心を動かされたようで、この投稿には「小さな子供にはガミガミ怒るよりタイムアウトが有効なのよね。ダッシュの気持ちが温かいわ」「ダッシュの頭に手を回すペイトン。きっとそうやって癒されているんでしょうね」「なんて貴重な写真なの!」「ダッシュの表情も切ない」「愛を感じる」「イングリッシュ・マスティフを飼っていたことがある。本当に優しい犬なんだ」「とてもいい関係なんだね。ホッコリした」といったコメントがあがっている。またこれまでに49000人以上がシェアしており、ジュリアンさんは「こんなに多くの人にシェアされ、しかも世界中からメッセージが届いていて本当に驚いています」と語っている。

画像は『Jillian Marie Smith 2020年1月26日付Facebook「When you’re in time out but your best pal wont let you serve your time alone」、2019年11月26日付Facebook「Just a boy and his dog... Hogging the bathroom when it’s not their turn!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)