Webページを丸ごと画像やPDFにできる! 無料Chrome拡張機能「FireShot」の使い方

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表示しているWebページを画像ファイルやPDFファイルとして保存するなら、Google Chromeの拡張機能「FireShot」がおすすめだ。

・現在見えている箇所だけ
・隠れている部分も含めたWebページ全体
・指定した範囲
この3つの方法で、ページをキャプチャできる。
操作も簡単なので、ページキャプチャが必要な人は入れておくと便利だ。


●「FireShot」でWebページをキャプチャする方法
パソコンでWebを閲覧中に、ページを保存しておきたいことはないだろうか。
もちろん、ブックマークに登録すればページのURLは登録し、いつでも閲覧はできる。

しかしWebページはつねに変化するものだ。
ブックマークを登録しておいても、しばらくすると表示される情報は変化してしまう。

いま見ているページの情報やレイアウトを、そのまま保存しておきたい。
そういったケースもある。

一般ユーザーの場合は、それほど多くないかもしれないが、
たとえば、
・証拠としてページを残しておきたい
・資料として今のページを保存しておきたい
このように気になる情報をあとで確認したりしたいときは、そのままの状態で残せると便利なのだ。

また、Webデザイナーや企業のWeb担当者にとっては、ライバル企業や参考にしている企業のWebページをそのまま保存しておけば、あとでじっくりチェックしたり、研究したりできるので、Webページをそのまま保存したいというケースは意外にあるのだ。

そこでおすすめなのが、今回紹介するGoogle Chromeの拡張機能「FireShot」だ。
現在見えているWebページはもちろん、スクロールしないと見えない隠れた箇所も含めたWebページ全体、ユーザーが指定した範囲の3つの方法でキャプチャし、画像ファイルやPDFファイルとして保存できる。

インストール方法は、通常の拡張機能と変わりない。Chromeウェブストアで「FireShot」を検索してインストールすると、ツールバーに「FireShot」のアイコンが追加される。


Chromeウェブストアで「FireShot」を検索してインストールする。


Webページをキャプチャするには、ツールバーのアイコンをクリックする。メニューが表示されるので、キャプチャ方法を選択すれば、すぐにキャプチャが実行される。たとえば、ページ全体をキャプチャするなら、次のように操作する。


ツールバーの[FireShot]のアイコンをクリックし、メニューから[ページ全体をキャプチャ]を選択する。



キャプチャ処理が実行されて、新しいタブにスクリーンショットが表示される。右側のボタンで[画像として保存]をクリックすれば画像として、[PDFとして保存]をクリックするとPDFファイルとして保存できる。


また、アイコンをクリックして[オプション]を選択すれば、画像ファイルの形式(PNG/JPG)、保存先フォルダ、ファイル名の付け方の設定などができる。


[オプション]を選択すると表示されるFireShotの設定画面


なお、注釈の追加やトリミングなどの高度な機能を持つ有料版も用意されている。仕事などで利用するなら、有料版を購入するのもよいだろう。

FireShot



井上健語(フリーランスライター)