パソコンからAndroidスマホにSMSを送る! 知っていると便利すぎる方法

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スマートフォンのSMS(ショートメッセージサービス)といえば、お互いの電話番号を宛先にしてメッセージを送受信できる便利な機能だ。

そんなSMSをパソコンから使う方法があるのをご存じだろうか?

Windows 10の標準機能である「スマホ同期」を使えば、パソコンからでもスマートフォン(Androidのみ対応)のSMSの送受信ができるようになるのだ。

今回は「スマホ同期」を使って、パソコンからSMSを使う方法をご紹介しよう。


■パソコンから専用アプリのリンクを送る
パソコンでSMSを使うには、パソコンとスマートフォンの接続設定が必要になる。まずは、パソコンの「スマホ同期」から専用アプリのリンクを送信し、スマートフォンにアプリをインストールする。

1.パソコンの「スマホ同期」を起動
パソコンのスタートメニューのアプリ一覧から「スマホ同期」をクリックする。




2.スマホの種類を選択する
表示された画面で「Android」をクリックし、「開始」をクリックする。




3.スマートフォン宛にリンクを送信
次の画面で、パソコンと連携したい自分のスマートフォンの電話番号を入力し、「送信」をクリックする。




4.受信したリンクを開く
スマートフォンにMicrosoftからSMSが届くので、記載されているリンクをタップする。




5.リンクを開く
「スマホ同期管理アプリ」の詳細画面が表示されるので、「インストール」をタップして、スマートフォンにインストールしよう。





■Microsoftアカウントでサインインして設定を行う
スマートフォンにインストールした専用アプリを起動し、パソコンとの接続設定を行っていく。

1.Microsoftアカウントでサインイン
スマートフォンにインストールした「スマホ同期管理アプリ」を起動し、「Microsoftアカウントでサインインする」をタップ。パソコンで利用してるMicrosoftアカウントを使ってサインインする。




2.アプリのアクセス許可へ進む
「次は、アプリのアクセス許可です」という画面が表示されるので、「続行」をタップする。




3.アクセスを許可する
機器上のデータへのアクセスが求められるので、それぞれ「許可」をタップする。




4.接続に関する確認
「接続したままにしておきましょう」という説明が表示されるので、内容を確認して「続行」をタップ。




5.電池の最適化について確認
「電池の最適化を無視しますか」と表示されたら、「はい」をタップする。




6.PCの準備完了を確認
「スマホ同期アプリをPCでセットアップする」と表示されるので、「PCの準備完了」をタップ。




7.接続を許可する
「接続を許可する」の画面が表示されたら、「許可」をタップ。




8.設定の完了
「すべての設定が完了しました」と表示されれば、設定は無事に終了。パソコンとの接続が確立されるので、「完了」をタップする。





■パソコンからSMSを送受信する
接続設定が終わると、パソコンの「スマホ同期」にスマートフォンのSMSのメッセージ一覧が表示される。

あとは、この画面から電話番号を入力してしてSMSを送信すればよい。また、受信したメッセージはリアルタイムで一覧に反映され、受信時にはWindowsのトースト通知も表示される。

1.パソコンの「スマホ同期」でSMS画面を表示
接続の設定が終わったら、パソコンの「スマホ同期」画面の左側から吹き出しのアイコンをクリックし、「SMSメッセージを見る」をクリックする。




2.受信済みのSMSメッセージが表示される
スマートフォンで受信したメッセージの一覧が表示される。新しいメッセージを送信したいときは、「新しいメッセージ」をクリックする。受信したメッセージに返信したいときは、一覧から返信したいメッセージをクリックすればよい。




3.会話画面からメッセージを送信する
「新しいメッセージ」をクリックすると、会話画面が表示される。画面上部で宛先の電話番号を入力し、画面下部でメッセージを入力して送信するしくみだ。送受信したメッセージは、もちろんスマートフォン側のメッセージアプリにも反映される。




「スマホ同期」は最初に接続設定を行えば、以降はパソコン起動時に自動的にスマートフォンと接続されるようになっている。

いちいちスマートフォンを取り出して確認しなくても、パソコンだけでSMSの送受信ができるのは非常に便利だ。

なお、「スマホ同期」では、SMS以外にもスマートフォン内の写真の表示や、プッシュ通知の確認もできる。いずれの機能も現在のところはAndroidにしか対応していないが、興味のある人はぜひお試しいただきたい。


執筆:しぶちん(ITライター)