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みなさんはお休み中、目覚まし時計をかけていますか? 子どもの学校の支度など、決まった時間に起きなくてはならない縛りがないと、ママたちの中にも早起きの習慣が崩れてしまう方もいるのではないでしょうか。

新学期を目前に、あるママからこんな悩みが寄せられました。

『早起きがほんとに自信ない……

最近目覚ましが聞こえなくて気がついたら8時半とかに目覚めている。

やばいし怖い……とりあえず新学期前日はケータイを見ずに寝るわ』


お休み中の生活スタイルから新学期の規則正しい生活へ戻ることに対し、不安と憂鬱が入り混ざったママたちのコメントを紹介します。

新学期が始まったら、早起きをしなくちゃいけない

『休み中は全くアラームが聞こえてこない(笑)

早く元の生活習慣に戻さなきゃだわ』


『私も今は旦那の弁当作りだけだから7時半に起きてるんだけど。

2学期始まったら6時半起き。やだー』


早起きに対するママたちの声が寄せられました。

しかし早起きをしなくてはならないのは、ママだけでなく子どもも同じこと。お休み中につい寝るのが遅くなってしまい、結果として朝起きる時間が遅くなってしまう方もいることでしょう。夜型の生活に慣れてしまうことで起こる「睡眠不足」は、子どもにも良くない影響を与えるようです。

寝る時間が遅い子どもは「自尊心が低下」「理由もなくイライラする」

文部科学省が調査した睡眠調査によると、寝る時間が遅い子どもほど、自分のことが好きと回答する割合が低く、また理由もないのにイライラすると回答する割合が高い結果が出ています。

さらに睡眠不足は、体温の異常や交感神経・副交感神経に異常をきたし、結果として朝起きられないことへと繋がるのだとか。それだけでなく肥満や高血圧、高血糖など、さまざまな体調の異常を引き起こしてしまうといいます。また極端な寝不足が続くことで、学習効果が低下してしまう可能性もあるのだそう。

新学期、子どもが学校で勉強に集中できなかったり、イライラが原因でお友達とのトラブルに繋がってしまったら……ママとしては心配になってしまうもの。お休み明けに早寝早起きができるよう、睡眠のリズムを学校生活が始まる前から整えていきたいものですよね。

崩れてしまった睡眠リズムを改善する方法3選

睡眠リズムが崩れてしまったときにできる、睡眠を改善する方法をご紹介します。

1、電気は消して寝ること



『ほぼ毎日、電気もテレビも何もかもつけっぱなしのままソファーで寝るからその都度「消してから寝て!」って言っているのに治らないうちの旦那』


家庭によって、電気をつけたままで寝る人もいるようです。

しかし、特に温度の高い白い光は覚醒して活動的になるため、脳が入眠状態になりにくくなります。できれば就寝1時間前から、部屋の明るさを普段の半分に落としてあげましょう。

2、寝る前にスマートフォンやタブレットは触らない



『特に何を見たいわけじゃないのに、寝る前にスマホをズルズルいじってしまって止めどきがわからない』


寝る前にスマートフォンやタブレットを触ってしまうことは、子どもだけでなくママにも多い行為ではないでしょうか。スマートフォンやタブレットが睡眠の妨げにならないよう、寝る前は触らない、難しい場合は画面の光や色調が調整できる「ナイトモード」を活用するのも手です。

3、朝、太陽の光を浴びること



『暑すぎてカーテン閉めっぱなし。

やっぱ太陽の光入れないとまずいかな?』


ママたちのなかには、暑さを遮るためカーテンを閉めたまま生活している方もいるようです。しかし体内時計のある視床下部が太陽の光で刺激を受けることで、体内時計がリセットされて身体が活動状態に導かれます。また、睡眠を促進するホルモン「メラトニン」は目覚めてから14〜16時間後に分泌されます。徐々にメラトニンの分泌が高まり、その作用で深部体温が低下し、睡眠に適した状態に導かれることでスムーズな寝つきが得やすくなるのです。朝起きたらカーテンを開けるようにしましょう。

子どももママも、休み明けスムーズに通常の生活に戻っていけるよう、学校生活が始まる前から生活リズムを整えていくことがおすすめです。まずはその第一歩として、“睡眠”から整えてみてはいかがでしょうか?

文・編集部