原点に立ち返ることが、ジャニーさんへの“恩返し”につながる――

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稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)の「新しい地図」3人は、ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川さん(享年87)逝去10日後の7月19日、代理人を通じて連名でこう表した。

《先週、ジャニーさんの家族葬が執り行われたとうかがっております。僕らは僕らのそれぞれの想いを込めて、今、自分たちのいる場所からお別れをさせていただきました。どんなときでも背中を押してくれたジャニーさん、ありがとうございました》

こうしたコメントを受け、SMAPファンはお別れ会に向けてSNS等で一気に盛り上がっている。

《お別れ会でのSMAP再結集〜 楽しみです。期待しています》
《SMAP復活してほしい。ジャニーさんもそう望んでいる》

「SMAPファンにとって、もうひとつの“追い風”が、元SMAP3人のテレビ出演を巡り、公正取引委員会がジャニーズ事務所に注意したという報道でした」(全国紙記者)

緊急速報が流れたのは、7月17日夜8時59分だった。

《元SMAP3人のTV出演に圧力の疑い ジャニーズ事務所を注意 公正取引委》

NHKのニュース番組でトップニュースとしても報じられる前代未聞の事態に。その後、ジャニーズ事務所も各テレビ局も「圧力はない」と全面否定した。

「この一報で、テレビ局は“身の潔白”を証明するためにも、今後、香取さん、草なぎさん、稲垣さんを番組に起用していくことになるでしょう」(テレビ局関係者)

別のテレビ局関係者もこう証言。

「当面は各局で“腹の探り合い”になりそうですね。まずは単発のバラエティやドラマから業界内や世間の反応を見たいといったところでしょう」

ある制作関係者は、3人の地上波出演についてNHKが大きな鍵を握るのではないかと見ている。

「各局のプライム帯ドラマの主役は2年ほど前に決まっているため、即座のドラマ主演は難しい。やはりバラエティからの地上波復活が現実的でしょう。今回、公正取引委員会の動きを報じたのもNHKですし、NHKが“圧力の噂”を払拭するために先陣を切る可能性は高いと思います。もともと『ブラタモリ』は草なぎさんがナレーションを務めていますしね」

その草なぎをかねて起用すべく検討している局があるという。

「関西テレビは、もともと『SMAP×SMAP』を制作していたこともあり、メンバーとの信頼関係が深い。特に草なぎさんは関テレ制作の『いいひと。』が連続ドラマ初主演作。『僕の生きる道』も人気となりました。実は『銭の戦争』(15年)『嘘の戦争』(17年)に続く“完結編”第3弾制作の話があり、今回の件で一気に話が進展する可能性が出てきました」(放送関係者)

3人が地上波に本格復帰すれば“今後”への道も開けてくる、と前出のテレビ局関係者は力説する。

「解散からの2年半で元SMAP5人も大きく成長しています。直接の共演ではないにせよ、局内で顔を合わせる機会が増えれば徐々に心もほぐれて“和解への道”につながっていくと思うんです」

ジャニーさんへの深い敬愛は5人に共通していること。その原点に立ち返ることが、ジャニーさんへの“恩返し”につながる――。