ウーゴ・カルデラノ【写真:Getty Images】

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豪州OPで珍事、カルデラノのミスショットが話題「1億分の1の確率!?」

 卓球のオーストラリア・オープンで“1億分の1級”の珍事が発生した。レシーブを当たり損ねでミスショットし、高く打ち上がったボールが相手コートにイン。しかも、台の縁に当たってポイントになるというミラクルが発生した。国際卓球連盟(ITTF)が動画付きで公開し、海外ファンに「なんだって? どうやったら可能なんだ」「信じられない」「高レベルの運の良さと、心苦しさ」との声が上がっている。

 世にも珍しいプレーで話題を呼んだのは、世界ランク7位ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)だ。男子シングルス1回戦の趙勝敏(韓国)戦、第1ゲームで6-4とリードして迎えた場面だった。

 相手のサーブから始まったラリーでカルデラノは果敢に回転をかけ、フォアを打ちにいった。しかし、これがミス。ラケットに当たり損ね、ボールは高々と舞い上がった。アウトか――。そう思ったが、飛んで行ったのは相手コート。入るかと思い、相手も身構えてボールが落ちてきた瞬間だ。なんとボールはテーブルの右端の角を直撃。そのまま不規則に審判台の方に跳ねたのだ。

 突然の出来事にさすがに趙勝敏も反応できない。これには思わず会場から「Ohhhhh!」というどよめきが沸き起こった。当たり損ねが一転、超ラッキーなポイントに。ITTF公式インスタグラムは「One in a BILLION(1億に1回)」という表現を使い、「二度と起こらない、非常に稀な可能性」と動画付きで公開。ITTF日本語版公式ツイッターも「1億分の1の確率!?」と反応している。

「なんだって? どうやったら可能なんだ」と驚きの声続々

 実際のシーンを目の当たりにした海外ファンからも驚きの声が続出した。

「なんだって? どうやったら可能なんだ」
「信じられない」
「高レベルの運の良さと、心苦しさ」
「なんだと」
「ラック・オブ・ザ・デイ」
「ワオ」
「彼のお母さんが熱心に祈っていたんだな……」

 コメント欄ではこのように度肝を抜かれたファンの反響が広がっていた。結局、試合も4-1で完勝したカルデラノ。持ってる男ぶりを発揮した名手は一気に快進撃を演じられるだろうか。(THE ANSWER編集部)