すでにおよそ10日前には、ヴァレンティーノ・ラザロとインテル・ミラノとの合意報道が流れていたが、kickerが得た情報によれば所属するヘルタ・ベルリンも、今回の移籍で基本合意に達しており、その売却金額は希望する2500万ユーロには届かなかったものの、クラブ史上最高額となる2200万ユーロになったようだ。

 イタリア1部セリエAのインテル・ミラノの監督へと就任したアントニオ・コンテ氏は、23才のオーストリア代表について3−5−2システムの右サイドで起用する構想を思い描いており、選手、そして指揮官の希望が実現した格好。またヘルタ・ベルリンにとっても、当初移籍金650万ユーロで獲得した同選手を、ブルックス売却の2000万ユーロを超える金額で売却できたことはプラスだ。

 確かに損失は大きいがすでに右サイドではベテランのペカリク、さらにCBをこなす守備的なデドリック・ボヤタ、中盤を本職とするエデュアルド・レーヴェンを獲得しており、FWマテュー・レッキーも3−5−2システムではオプションの一人だろう。