睡眠のスタイルは、朝の時間帯にすっきり目が覚めて活動的になる「朝型」と、夜遅くに活動的になる「夜型」とによく分類されます。

自分は朝型だ、夜型だという会話は耳にしますが、新しい研究によって、その2つ以外にもタイプがあることが判明しました。

 

If you have never quite fit as a "morning person" or "evening person"

ロシアとベルギーで1305人を対象にネットアンケートを実施。
1日の最も機敏な時間帯と眠い時間帯を精査した結果、「朝型」「夜型」のほかに「昼寝型」「午後型」もあることがわかりました。

「朝型」は午前9時〜11時頃が最も機敏で、日中の間に少しずつ眠さが増していき、夜になるとその他のタイプに比べて明確に眠気が増します。

「夜型」は午前10時頃までは活動せず、しかしながら機敏さは日中割と高めの状態が持続します。眠気も22時以降までやってきません。

「午後型」はグループの中で最も眠気があり、午前11時頃までは眠く、17時くらいまでは機敏さが高くなります。この時点でかなり眠くなり、そのまま夜までどんどん眠くなっていきます。

「昼寝型」は興味深いことに、眠気のピークが唯一2回あります。「朝型」に似て、朝のスタートは機敏に始まり午前11時くらいまできびきびし、眠気がそこから始まり15時にはピークを迎えます。そしてまた機敏さが戻り、また22時頃にはまた眠くなっていきます。

このように眠い時間と覚醒した時間によって分類できるとのことです。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●グループを構成するなら、(議論の余地はあるが)理論的には、ピークが違う人々が混在したほうが有益ではないかと思う。24時間体制で管理ができるということだから。

↑狩りの時代に戻ってみると、夜行性の捕食者から身を守るためには、生物学的に違う時間に起きている人が混じってる方がグループの生存能力は高いね。

↑進化の過程で警戒心を高めるために、「夜型」のほうが「朝型」より不安やストレスを感じやすいのか研究してほしい。
自分は典型的な「夜型」だが、警戒心やストレスは暗くなると激増するのを自覚している。

↑単にそれは夜に起きてるからってことじゃなくて?

●それなら「朝型」の人たちのために作られた社会を変えるべきじゃない?
たった25%くらいしかいないのに、社会全体がそれを軸に周っている。

↑どっちかといえば太陽光の活用が影響していると思う。人の営みの伝統でもあるしね。だがその言い分も正しくて、それぞれの睡眠はもっと大事にされてよい。みんなが同じ時間に仕事を始めなくていい。

↑カスタマーセンターとか24時間営業してくれるといいよね。ほとんどの人は待たされるので。
だけど問題は家族との時間。娘は学校に通っているのでその時間に合わせて仕事をしなくてはいけない。

↑妥当な意見だね。研究で10代の子どもたちは学校が始まるのが遅くてもいいと言う研究もあったが、それがもっと小さな子どもに当てはまるかどうか。

●ただし実験をインターネットのアンケートだけで実施したのはあまり好ましくない。
どれにも当てはまらない人の回答に偏りがあったようにも思う。
可能なら身体に装着して睡眠を読み取って実際に寝ているかどうかを調べるほうがいいと思う。パーティタイプや徹夜タイプのように例外もいるが、ある程度パターンを出してくれるはず。あと、こうしたアンケートに答えた人は、夜にネットをして退屈していたり、ネットのせいで夜型になっていたりも多い気がする。

●年齢ごとのトレンドも調べて欲しい。研究にそれが含まれているかわからない。

●前から疑問に思っていたけど、「夜型」の人は違う時差のところへ引っ越せば正しい時間に活動的になるのかな? あるいはその逆?

↑光に身体がどう反応するかによるのだと思う。それによって24時間のリズムが決まるのだと思う。


年齢や健康状態によっても変わりそうではありますが、大まかに自分のタイプを知っておくと、効率的に活動できますね。

【睡眠のタイプは「朝型」「夜型」だけではなく…「午後型」「昼寝型」もあった】を全て見る