フェンシングはフルーレ、エペ、サーブルという3種類の剣を用いる競技ですが、フランスのフェンシング連盟は4種類目の剣としてライトセーバーの使用を承認。フェンシングの新種目として「Lightsaber dueling(ライトセーバー・デュエリング)」が正式に採用されました。光る刃を持つライトセーバーでの剣劇シーンはSF映画「スター・ウォーズ」シリーズの見どころのひとつですが、それを現実で見られることになります。

In France, the Force is strong with lightsaber dueling

https://apnews.com/cd0c1f824ff949cab6f76d3b03a389bb

Lightsaber Dueling Is Now an Official Sport in France - Geek.com

https://www.geek.com/culture/lightsaber-dueling-is-now-an-official-sport-in-france-1775164/

Lightsaber dueling recognized as official sport in France - The Verge

https://www.theverge.com/2019/2/19/18231268/lightsaber-dueling-french-fencing-federation-official-sport

以下のムービーでは、実際に選手がフェンシングで試合をしているところが見られます。

Lightsaber dueling awakens the Force in France - YouTube

試合で使うのは、プラスチックの一種であるポリカーボネート製の刃にLEDを内蔵した剣。スター・ウォーズに登場するジェダイの騎士のように敵を真っ二つにすることはできませんが、映画さながらの光と音を発します。



選手はフェンシングと同様に防具としてマスクやプロテクターを着用して試合に臨みます。



選手はテープで作られた円の内側で戦い、相手の体にライトセーバーを当てて得られる点数を競います。頭と体は5点・腕と足は3点・手は1点で、15点を先に取った方の勝利となります。フェンシングとは異なり、攻撃前にライトセーバーの先端が自分の体より後ろになければならない、というルールも存在します。このため突きが中心になるフェンシングとは違い、映画のように大きく払う動作が主体になるわけです。



フェンシング連盟のSerge Aubailly事務総長はAP通信の取材に対して、「今日の若い人たちの運動不足は深刻な健康問題です。彼らにソファから離れて親指で遊ぶ以外のスポーツに参加してもらうために、私たちの伝統に現代技術を取り入れて、自然にスポーツに参加してもらいたいと考えています」と話しています。