2018年のビジネスパーソンの平均年収は414万円となっていることが、人材サービスのパーソルキャリア(東京・千代田、峯尾太郎社長)がまとめた「平均年収ランキング2018」で明らかとなった。平均年収が最も高い職種は「弁護士」で829万円だった。

 職種別にみると、全166職種のうち平均年収ランキング1位は「弁護士」(829万円)、2位は「投資銀行業務」(825万円)、3位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(803万円)という結果となり、「専門職」、「金融系専門職」系の仕事がトップ10のうち7つを占めた。

【職種別 平均年収ランキング トップ10】
1位 弁護士 829万円
2位 投資銀行業務 825万円
3位 運用(ファンドマネジャー/ディーラー) 803万円
4位 MR 709万円
5位 業務改革コンサルタント(BPR) 681万円
6位 アナリスト 680万円
7位 戦略/経営コンサルタント 666万円
8位 プロジェクトマネジャー 659万円
9位 内部監査 658万円
10位 会計専門職/会計士 649万円

 業種別にみると、全96業種のトップ10のうち9つが「金融」系、「メディカル」系、「メーカー」系となった。

 1位は昨年に続き「金融」系の「投信/投資顧問」で839万円。昨年から98万円の大幅アップとなり、今回の調査では最大の上昇額だった。また、「投信/投資顧問」は、1000万円以上の割合が最も高かった。

 2位は「医薬品メーカー」(611万円)、3位は「たばこ」(584万円)と続いた。

 トップ50のうち、昨年と比較して順位を上げたのは、「香料メーカー」が36位→25位、「紙/パルプメーカー」が56位→48位で、いずれも約20万円の年収アップとなった。

【業種別 平均年収ランキング トップ10】
1位 投資/投資顧問 839万円
2位 医薬品メーカー 611万円
3位 たばこ 584万円
4位 診断薬/臨床検査機器/臨床検査試薬メーカー 570万円
5位 財務/会計アドバイザリー(FAS) 561万円
6位 信託銀行 561万円
7位 医療機器メーカー 554万円
8位 トイレタリー 552万円
9位 家電/モバイル/ネットワーク機器/プリンタメーカー 539万円
10位 総合電気メーカー 536万円

 調査は、2017年9月〜2018年8月末までの間に、dodaエージェントサービスに登録した20〜65歳のホワイトカラー系職種の男女正社員を対象に実施し、約36万件の有効回答を得た。

※平均年収とは、手取りではなく支給額とした