ベネズエラ戦に向けて調整するMF遠藤航

写真拡大

 アジアカップに向けた仕上げの2連戦。その最初の試合である16日のベネズエラ戦(大分)を前に、日本代表MF遠藤航(シントトロイデン)が意気込みを語った。

「コンディションは問題ない。アジアカップに向けてやることが大事。ここまでやってきた中で、勝ってはいるが修正するところは修正したい」

 日本代表はロシアW杯後に各ポジションで世代交代が一気に進み、森保ジャパン発足後も合宿を重ねるごとにメンバーは徐々に刷新されている。その中で遠藤は継続して名を連ね、指揮官のファーストチョイスとして9月11日のコスタリカ戦(○3-0)、10月16日のウルグアイ戦(○4-3)でフル出場してきた。

 連勝している中で躍動ぶりが目立つMF中島翔哉、MF南野拓実、MF堂安律については「僕と同世代というより下の世代」と言う。中島、南野は同じリオデジャネイロ五輪世代だが、学年的には遠藤のも2つ下。「若い世代がA代表で活躍できているのは良いことだと思う。僕も年齢的には中堅になってきているので、チャレンジするところはしながら、若い世代を引っ張っていきたい」と意欲的だ。

 ただ、今回は、選手個々の良さを出すことに注力してきた9月、10月シリーズと比べれば、公式戦をイメージする「勝ち点3」のための試合になることが予想される。「チームとして継続していくところはしていくが、勢いだけではなく、ゲーム展開に応じてバランスを見ながら戦いたい」(遠藤)と語るのは、アジアカップを見据えているからだ。

 最終ラインにはシントトロイデンの同僚であるDF冨安健洋が入る可能性が高く、遠藤と冨安の2人が同時にピッチに立つとすれば代表では初。冨安は「ベルギーのほうが中盤はよりマンツーマン気味にやるので、そういう違いがあるが、(遠藤は)向こうでもバランスを取りながらやってくれるので助かっている」と信頼を寄せている。

「ベルギーでボランチをやっているので、こっちに来てスムーズに入ることができる」と言葉も滑らかな遠藤。中堅として若手を引っ張りながら、森保ジャパンでの地位固めを確実に進めたい。(取材・文 矢内由美子)