By Marco Verch

日本時間の2018年10月17日(水)午前10時頃を中心に、YouTubeが全世界的にダウンするという事態が発生しました。その余波を受けてというべきか、大手ポルノサイト「Pornhub」へのトラフィックが急増したことがさっそく報告されています。

YouTube Down, Pornhub Up - Pornhub Insights

https://www.pornhub.com/insights/youtube-outage

10月17日に発生したYouTubeの世界的ダウンは大規模なもので、世界各地のユーザーから「ダウンしてる!」といったツイートなどの報告が寄せられていました。ダウン中のYouTubeの画面には、工具を持ったサルのイラストと一緒に「高度なトレーニングを受けたサルの集団が問題解決に取り組んでいます」というコメントが表示されるようになっていました。

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そして、YouTubeの世界的ダウンに呼応するようにトラフィックの急増をみせたのが大手ポルノサイトのPornhub。アメリカの東部標準時で10月16日の午後9時(21時)にアクセスが急増し、午後10時には通常比で21%もトラフィックが急増するスパイクが発生していたそうです。その後、YouTubeが復旧したあたりのタイミングでトラフィックが急減し、通常よりも4%程度低くなったというのも面白いところです。



また、その間に検索されたキーワードにも通常とは異なる兆候が見られた模様。声や音を聞くだけで脳がトロけてくるASMRが201%の増加を見せ、その次にはなぜか「YouTube」(183%増)が続きます。以降「roleplay」(ロールプレイ:177%増)、「stormy daniels」(ストーミー・ダニエルズ:161%)、「wwe」(女子プロレス:144%増)、「college」(大学:138%増)、「bowsette」(クッパ姫:137%増)などが続いています。



なお、このランキングがPornhub上のものなのか、それとも検索で流入してくるキーワードだったのかは明記されていません。ちなみにランキング1位の「ASMR」は中国政府が「低俗なポルノコンテンツ」として全面禁止しています。

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