【写真:荒川祐史】

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柏戦の後半途中に交代、不満を露わにするトーレスの様子をスペイン紙が画像付きで紹介

 サガン鳥栖は22日のJ1第27節柏レイソル戦で1-1の引き分けに終わったが、先発出場した鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが後半途中に交代を告げられ、腹を立てている様子にスペイン紙「マルカ」が注目。

 「明らかに怒っていた」と画像付きで報じている。

 前節終了時点で勝ち点29で並んでいた15位鳥栖と16位柏の一戦は、残留争いのライバルを直接叩く重要な一戦となるなか、先制したのはホームの柏だった。前半40分、華麗なパスワークで鳥栖のペナルティーエリア内に進入すると、最後はFW瀬川祐輔が流し込んだ。劣勢の鳥栖だったが、後半7分に右CKからFW金崎夢生が頭で合わせ、1-1の同点に追いついた。

 その後は一進一退の攻防が続くなか、鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督は、後半15分にFW小野裕二に代えてDF安在和樹を投入。さらに後半28分、FWトーレスに代えてFW豊田陽平を送り込んだ。ピッチから退く際、トーレスはフィッカデンティ監督と手をタッチし合ったが、直後に両手を使って不満げなジェスチャーを見せ、指揮官に言葉を投げつけている。

 この場面にスペイン紙「マルカ」が反応。公式ツイッターで該当シーンの画像を紹介すると、「降格を避けるための重要な一戦で、神の子(トーレスの愛称)は後半28分にフィールドを去り、明らかに怒っていた」と報じた。記事では交代が妥当とでも言うかのように、「トーレスはリーグ戦11試合でたった1ゴール」と決定力の課題を指摘している。

 1-1と接戦のなかで交代を命じられたトーレスは不満を露わにし、文句を言いたげな表情でベンチに腰をかけた。最終的に試合は1-1で痛み分けに終わったが、淡々とプレーし続けることが多いトーレスの珍しいシーンに母国紙も驚いたようだ。


(Football ZONE web編集部)