AIは膨大な情報を分析して結論を出します。しかし、企業には社風や働きやすさといった数字で測ることが難しかったり、表には出ない情報があり、それらは候補者が企業を選択する要素として大変重要です。逆に企業側からすると、候補者が提出する履歴書や職務経歴などには多くの実績が書かれていますが、本当にその人がどういう適性があるのかは書類だけでは読み切れない面があります。

 私たちの強みは、表には出ないさまざまな情報を得て、それらを企業と候補者の双方に的確に伝えられることです。候補者に対してスカウトメールや宣伝も行いますが、それはあくまでマッチングの入り口の部分であり、候補者に対してフィットした案件を的確に紹介することが、企業と候補者を結ぶ人材紹介の本質的な価値だと思います。 3社のシナジーを追求し、求人企業と求職者のニーズに沿った、量よりも質を重視したサービスを提供します。特にAIMSに対しては「成功報酬ではなかなか良い人材獲得が進まないので、リテーナーで候補者を探してもらえませんか」という新規の問い合わせが増えており、存在価値がより高まっています。

 Optia Partnersは、グローバル人材を扱う同業他社は多くありますが、日本経済が世界に占める地位は今後も高く、外資系企業が日本に参入するケースも多いので堅調に推移すると見込んでいます。

 A・ヒューマンは、求職者と何度も面談を行うことによってキャリアの方向性を熟知し、企業との適切なマッチングを図っていきます。 メンタルヘルス対策をワンストップで提供し、多様化した企業ニーズへ柔軟に対応します。人材紹介事業のクライアントにもサービスを提供することで、グループとしてのシナジー効果を出していきます。それに加えて、ヒューマン・フロンティア独自のマーケティングによって顧客の開拓に努めます。 人材紹介事業では1年半前にOptia Partnersを買収しましたが、魅力的な案件があれば別として、さらにM&Aを続けるというよりも当面は現在のビジネスを内側から成長させることに注力します。そのためにはコンサルタントを増員することが必要ですので、採用活動を強化します。

 現在は東京が中心ですが、まずは大阪にオフィスを開設することを検討しています。現在でも東京から大阪に出張して面談するケースもありますが、やはりオフィスがあることによって面談回数を増やせるメリットは大きいと思います。

 メンタルヘルスケア事業は、人材紹介事業と同様にまずはオーガニックな成長を目指します。東京と大阪のオフィスに加えて、次は名古屋に進出したいと考えています。フルラインのサービス提供が重要で、ストレスチェックを実施すると組織の課題が分かってきますので、組織改善のコンサルティングを強化します。 企業のニーズにさらに応えていくために、人事関連のビジネスを拡大させる方針です。具体的には、既存事業のノウハウの活用が期待できるアセスメントやコーチングなど人材の能力を評価して伸ばす事業などが挙げられます。

 これらのサービスは欧米では盛んですが、日本ではまだ十分に浸透していません。企業における人材価値向上を実現するために、高付加価値なソリューション提供型の人材サービスをワンストップで提供します。 最も大きいのは信用力の向上です。人材紹介もメンタルヘルスケアも企業や個人の機密性に触れるビジネスですので、当社に対する信用力がとても大事です。また、財務基盤が安定することによって成長戦略としてM&Aなどを検討する場合にも資金調達の重要性があると考えていました。

 上場に際しては、ガバナンスやコンプライアンスに関する準備はもちろんのこと、社員のマインドを整えていくことを大事にしました。結果として安定的な組織運営の基盤が構築でき、社員のモチベーションも上がりましたので上場したことはとても良かったと思っています。https://www.humanassociates.com

代表者:代表取締役社長 渡部昭彦
創業:1996年
資本金:1億6149.4万円
従業員数:107人
住所:東京都港区芝5-33-7 徳栄ビル本館7F
TEL:03-5765-2231
事業内容:人材紹介、メンタルヘルスケア