総務省が発表した労働力調査(速報)によると、6月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント増となる2.4%だった。

 男女別の完全失業率は、男性が2.6%で前月比0.2ポイント増。女性は2.2%で前月比0.2ポイント増となった。

 完全失業者数は168万人(前年同月比24万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は20万人(同2万人減)、「勤め先や事業の都合」は23万人(同5万人減)、「自己都合」は69万人(同12万人減)だった。

 就業者数は6687万人(前年同月比104万人増)で、66カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は5940万人(同92万人増)。

 正規雇用は3501万人(同44万人増)、非正規雇用は2102万人(同56万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1032万人(同41万人増)、アルバイト441万人(同28万人増)、派遣社員136万人(同3万人減)、契約社員293万人(同7万人減)、嘱託119万人(同5万人減)、その他81万人(同2万人増)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、宿泊業・飲食サービス業(17万人増)、製造業(12万人増)、生活関連サービス業・娯楽業(11万人増)などが増加し、卸売業・小売業(7万人減)、サービス業(他に分類されないもの)(5万人減)などが減少した。