総務省が発表した労働力調査(速報)によると、5月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.3ポイント減となる2.2%だった。

 男女別の完全失業率は、男性が2.4%で前月比0.4ポイント減。女性は2.0%で前月比0.1ポイント減となった。

 完全失業者数は158万人(前年同月比52万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は19万人(同7万人減)、「勤め先や事業の都合」は22万人(同7万人減)、「自己都合」は64万人(同27万人減)だった。

 就業者数は6698万人(前年同月比151万人増)で、65カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は5931万人(同135万人増)。

 正規雇用は3511万人(同74万人増)、非正規雇用は2079万人(同76万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート1023万人(同37万人増)、アルバイト428万人(同40万人増)、派遣社員136万人(同4万人増)、契約社員287万人(同11万人減)、嘱託126万人(同4万人増)、その他80万人(同3万人増)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、宿泊業・飲食サービス業(21万人増)、情報通信業(14万人増)、医療・福祉(14万人増)などが増加し、教育・学習支援業(5万人減)のみが減少した。