山陽新幹線、列車が人に接触 博多〜広島駅間で運転見合わせ
JR西日本によると、山陽新幹線の博多〜小倉駅間で列車が線路内に侵入していた人と接触したため、現在も博多〜広島駅間で運転を見合わせている。
接触したのは、博多駅を午後1時53分に出発した、東京駅行きののぞみ176号。警察が現場検証を行っているものの、長時間を要しており、運転再開には相当な時間がかかる見通し。のぞみ176号は新下関駅で車両点検を行ったところ、車体のボンネットが大きく破損していた。乗客は別の列車に振り替えられた。
この影響で、山陽新幹線の新大阪〜広島駅間で運転を見合わせており、山陽新幹線から東海道新幹線へ直通する上り一部列車に遅れ、東海道新幹線から山陽新幹線へ直通する下り一部列車に部分運休が発生している。
部分運休となるのは、のぞみ33・37・39・41・43・45・46・47・48・49・50・51・52・53・54・55・56・58・60・62・64・96・98・187号、こだま743・747・751・752・753・755・756・758・760・764・765・766・825・856・863号、みずほ607・608・609・611・616号、さくら562・563・564・565・566・567・568・569・570・571・572・573号となる。その他の列車にも影響が及ぶ可能性がある。
東海道新幹線の上り線では午後8時40分現在、新大阪〜名古屋駅間を走行中の列車は最大50分、名古屋〜静岡駅間を走行中の列車は最大70分、静岡〜東京駅間を走行中の列車は最大35分程度の遅れが発生している。九州新幹線でも一部列車に遅れや運休が発生しており、運転区間の変更や臨時列車の運転を行っている。