本田はミニゲームなどで主にシャドーで試されていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 2018年5月26日、日本代表が千葉県内で公開練習を行なった。この日は実戦を想定して3バックでのトレーニングを実施。5月20日のC大阪戦で頭を強打したGKの中村、右足を痛めている乾は別メニューだったが、コンディションが不安視されている岡崎は途中まで全体練習をこなしていた。
 
 その岡崎も参加した3バックシステムを用いた10人一組の練習は、ビブスなし、ビブス組に分かれて行なわれた。サイドからの崩しを意識したそのメニューでのスタート時のメンバーは以下の通り(練習で使われたシステムのメインは3-4-2-1)。
 
 ビブスなし組は、3バックが右から吉田、長谷部、槙野、2ボランチが柴崎、山口、右ウイングバックが原口、左ウイングバックが長友。2シャドーの右は本田で、左は宇佐美、そしてCFは大迫(岡崎)だった。
 
 ビブス組は、3バックが右から植田、遠藤、昌子、2ボランチが右から井手口(三竿)、大島、右ウイングバックが酒井宏で、左ウイングバックが酒井高。2シャドーの右が浅野で、左が香川、CFは武藤だった。

 カッコ扱いにした岡崎と三竿は、前者が大迫と、後者が井手口と代わりながら練習に参加していた。

 そのあとの11対11のミニゲームは岡崎と三竿が外れ(岡崎はここから別メニュー)、ビブスなし組のフィールドプレーヤーが大迫、本田、宇佐美、原口、柴崎、山口、長友、吉田、長谷部、槙野、ビブス組のそれが武藤、浅野、香川、酒井宏、井手口、大島、酒井高、植田、遠藤、昌子という面子で行なわれた。
 カッコ扱いにした岡崎と三竿は順番によって、前者は大迫の、後者は井手口に代わって練習に参加していた。

 そのあとの11対11のミニゲームは岡崎と三竿が外れ、ビブスなし組のフィールドプレーヤーが大迫、本田、宇佐美、原口、柴崎、山口、長友、吉田、長谷部、槙野、ビブス組のそれが武藤、浅野、香川、酒井宏、井手口、大島、酒井高、植田、遠藤、昌子という面子で行なわれた。
 続いて行なわれた1/4コートでのゲームではCBの槙野が外れた。ビブスなし組は3-4-2-1システムで、メンバーはGKが川島、3バックが右から吉田、長谷部、昌子、ウイングバックは右が酒井宏で左が長友。2ボランチは右から山口、大島、2シャドーは右が香川、左が宇佐美、CFは大迫だった。
 対するビブス組のシステムは4-2-3-1。GKが東口で、4バックは右から遠藤、植田、三竿、酒井高。ボランチは右から柴崎、井手口で、2列目が右から浅野、本田、原口で、CFは武藤だった。
 最後に行なわれたのがハーフコートのゲームだった。ここで抜けたのは長谷部で、ビブスなし組のシステムは3-4-2-1。GKが川島、3バックが右から植田、吉田、槙野、ウイングバックは右が原口で左が長友。2ボランチは右から柴崎、山口、2シャドーは右が本田で、左が宇佐美、CFは大迫だった。
 
 4-1-2-3システムを用いたビブス組は、GKが東口で、4バックは右から酒井宏、遠藤、昌子、酒井高。ボランチは右から大島、井手口で、3トップ気味だったのが浅野、武藤、香川だった。
 
  結局、この日、本田と香川は同じチームでプレーしなかった。基本的に長谷部が入っていたビブス組をレギュラーと捉えるなら、注目の本田はシャドーのスタメン候補ということになるだろう。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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