【おうちカフェレシピ】市販の素がなくても大丈夫。おさえておきたい基本の麻婆豆腐

写真拡大

フードコーディネーターの小山玲奈です。私が料理を始めるきっかけとなった思い出深いレシピである麻婆豆腐をご紹介します。絹豆腐を使っているのでなめらかな仕上がりになりますよ。今まで市販の素を使って作っていたという方も、このレシピで一から手作りできる料理上手さんになれるはず!

【本日のレシピ】豚肉と絹豆腐の麻婆豆腐


今回は市販の素は使わず、豚ひき肉と絹豆腐で作る基本的な麻婆豆腐を紹介します。
豆腐は、しっかりとした食感の木綿豆腐でも、なめらかな舌触りの絹豆腐絹豆腐でも、どちらを使っても大丈夫です。お好みで使い分けてみてくださいね!


材料(2人分)

・絹ごし豆腐……1丁
・豚ひき肉……20g
・白ねぎ……1本
・にんにくすりおろし(チューブ)……1cmくらい
・しょうがすりおろし(チューブ)……1cmくらい
・豆板醤……小さじ1/2
・ごま油……適量

A
・鶏がらスープ……150ml
・テンメンジャン……大さじ1
・酒……大さじ1
・しょうゆ……小さじ2
・塩……ひとつまみ

B
・片栗粉……大さじ1
・水……大さじ1


下ごしらえ

・ねぎとしょうがをそれぞれみじん切りにしておく。
・A、Bをそれぞれ合わせておく。


作り方

1. 熱したフライパンにごま油をひき、にんにく、しょうが、豆板醤を強火で炒める。香りが出てきたら豚ひき肉を加えて色が変わりぽろぽろになるまで炒める。

2. 1にAを加えて煮立ったら豆腐を丸ごと加えてフライパンの中で崩す。

3. ひと煮たちしたら、火を弱めてBを回しいれてとろみをつける。ごま油をまわし入れて、あれば仕上げに刻んだ青ねぎ(分量外)を散らして出来上がり。


おいしく作るポイント

・にんにくとしょうがは刻んだものでもよいですが、にんにくのにおいが手に残るのが気になったり使いきれそうにないこともあるので、今回はすりおろしのチューブを使ってみました。ただしチューブの場合は水分を多く含むため、加熱すると油はねしやすいので、注意が必要です。

・豆腐はなめらかなものが好きなので絹豆腐を使用していますが、もちろん木綿豆腐で作っても大丈夫です。
好みの大きさに豆腐をカットしてから加えても良いですが、ご紹介したレシピのようにフライパンに丸ごと加えて木べらなどで崩せば洗い物も減って楽ちんですよ。

・水溶き片栗粉は、加える前に火を止め、まわし入れたらすぐに混ぜながら中火〜強火でしっかり加熱させるときれいにとろみがつきます。また、あらかじめ水溶き片栗粉を作っておくと器の下に片栗粉が沈んでしますので、加える前にしっかりと水と混ぜ合わせておきましょう。


麻婆豆腐は私のきっかけレシピ


私が料理に興味を持ち始めたのは高校2年生の時でした。当時付き合っていた彼に麻婆豆腐を作ることになり、私は市販の素を使おうとしたら彼にとても驚かれました。彼はどんな料理もお母さんが一から手作りしたもので育ってきたようで、素を使って麻婆豆腐を作るなんて論外だったそう(笑)。一方、当時の私は市販の素を使わずに作る麻婆豆腐を知らず、「素を使わずに作れるの!?」と驚きでした……。

その衝撃がきっかけとなり麻婆豆腐を素を使わずに作ってみたところから、私は食の世界へとのめり込むことになりました。当時は豆腐を手のひらにのせて切ることすらびくびくしていたのに、今では包丁の研ぎ具合を刃を直接触って確認する程に!

このレシピが少しでも皆さんの何かのきっかけになれば嬉しいです。料理初心者さんも怖がらずにぜひ試してみてくださいね。