中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。2月15日(木)放送の「追跡」のコーナーでは、名城大学准教授のマーク・リバックさんに「外国人が見た日本の交通マナー」について伺いました。



昨年11月、名古屋に住むリバックさんが投稿した新聞記事が話題になりました。それは「日本では、信号のない横断歩道で歩行者が待っていても車が止まらない」というものです。15年連続で交通事故の死亡者数ワースト1位の愛知県名古屋市。しかし「信号のない横断歩道で車が止まらない」のは名古屋だけではありません。

実際に昨年8〜9月に日本自動車連盟(JAF)が実施した調査によると、信号のない横断歩道で、歩行者が渡ろうとしているときに一時停止した車は1万251台中867台。およそ8.5%と、10人に1人も停車していない計算になります。

「両親がロンドンから日本に訪れた際も、信号のない横断歩道で車が止まらないことに驚いていた」とリバックさん。その運転マナーは「道が整備されており、秩序を守る国」という日本のイメージからはかけ離れ、リバックさんの母親は冗談半分に「キラーゼブラ(=「人を殺す横断歩道」の意)」と呼んだと言います。

2年後、2020年には東京オリンピックも迫っています。リバックさんが懸念するのは、日本人の運転マナーを知らない外国人が交通事故の被害者になってしまうこと。「運転マナーが向上されないのであれば、『日本は横断歩道で停車をしません』ということを周知してほしい」とリバックさんは言います。

リバックさんは、日本や日本人を批判しているのではありません。日本人の奥さんと3人のお子さんがおり、来日してから20年以上が経過しています。「日本が嫌いだったらとっくに帰国している」と言いつつ、「自分の子どもが車にひかれるのが怖い」とリバックさんは心配の声をあげていました。ドライバーの方は今一度、運転マナーについて考えてみてはいかがでしょうか?



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聴取期限 2018年2月23日(金) AM 4:59 まで

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【番組概要】

番組名:クロノス

放送日時:毎週月〜金曜6:00〜8:55

パーソナリティ:中西哲生(月〜木)、速水健朗(金)、高橋万里恵

番組Webサイト:http://www.jfn.co.jp/ch/