「本田がスパーク」とメキシコ紙報道 一時同点のゴールで敵地は「沈黙に包まれた」
2-3と惜敗も本田は好調維持、後期リーグ4試合で2得点3アシスト
パチューカのFW本田圭佑は、現地時間27日、リーガMX(メキシコリーグ)後期第4節の敵地ティグレス戦の1-2で迎えた後半35分に、右からのグラウンダークロスを左足で合わせて一時同点となるゴールを決めた。
メキシコ紙「エスト」は、「ホンダがスパークした」とレポートしている。
パチューカは前半のうちに2失点して苦しい試合展開になった。しかし、後半3分に1点を返すと同35分に本田が見せた。右サイドのFWセバスティアン・パラシオスのグラウンダークロスを、ニアサイドでフリーになった本田が丁寧に左足で合わせる。シュートはGKの足もとを抜きゴールネットを揺らした。
「エスト」紙はこのゴールについて、「打ちのめされたチャンピオンを蘇らせた。2-2にするべくホンダがスパークした。この一撃でスタジアムは沈黙に包まれた」とレポート。一時同点となるゴールに、敵地の観客が声を失った様子を伝えた。しかし、パチューカはその後に決勝ゴールを許して2-3で敗れている。
今冬の移籍市場で欧州復帰の噂も飛び交った本田だが、昨年12月のFIFAクラブワールドカップで「移籍の意思はない」と明言して臨んでいるこの後期リーグ戦では、4試合連続スタメン出場で2得点3アシストをマークし絶好調。6月のワールドカップ本大会で、かつて過ごしたロシアの地を踏むためにも、メキシコで結果を残し続けたい。
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images