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2018年は、所得税のほか、たばこ税などの見直しが予定されています。翌年の2019年10月には消費税10%が控えており、増税により使えるお金は減るばかりとなりそうです。

年々お金が貯めにくくなる中でも、貯蓄をして備えるためにはメリハリのある消費をしていくことが大切です。そこで今回は、増税時代に向けてやっておきたい7つのことをご紹介します。

○1. 買い物は1つ戻す

スーパーなどでの買い物では、本当に必要かどうかを考えて、優先順位が低いものを1つでよいので戻すようにしてみましょう。1回で3,000円程度の買い物であれば、200円分のものを1つ戻すだけで、消費税分が浮くと考えることもできます。

ネットでのお買い物でも同様に気分だけで買っていないかを考えます。必要に迫られているもの以外はいったん画面を離れて時間を置いて、「本当に必要かどうか」を考える時間を持つとよいでしょう。

○2. し好品類はできるだけ減らす

お菓子やジュース、お酒にたばこといったし好品は、できるだけ減らしていきましょう。お菓子やジュースを日常的に飲食し、ダイエットサプリを買う生活をしているなら、両方の出費を同時にカットすることができます。お酒は飲み会のときだけ、飲む分だけ買ってかるといったマイルールで飲みすぎ対策を採りましょう。

たばこは加熱式たばこの増税が議論に上っているように、これから更に税金が高くなる余地があるものです。早めにやめるためにも禁煙外来で治療をするなどして、その分お金を貯めるようにしましょう。

○3. シェアリングエコノミーや個人間売買を利用する

自働車や空き部屋、服をで貸し借りをするシェアリングエコノミーや、メルカリなどに代表されるフリマアプリなど、個人間での売買を活用して出費を減らしつつ、不用品をお金にするサービスが伸びています。原則、個人間売買には消費税がかかりませんので、税負担が大きくなればなるほど、こうしたサービスが拡大していくことでしょう。

○4. 「替え活」をする

「コーヒーショップのコーヒーをコンビニコーヒーに替える」「節水シャワーヘッドに付け替える」「通信料が安くなる格安スマホや電気料金が安くなる電力会社へ乗り換える」といった替え活をしましょう。特に通信費は年々家計費に占める割合が増えてきていますので、総合的な替え活で大きく節約になる可能性も。

○5. 使っていないサービスは解約

初年度無料のクレジットカード、スポーツジム、習い事……加入したものの、ほとんど利用していないというものはありませんか。使っておらず、年会費のかかるクレジットカードは早めに解約しましょう。

スポーツジムは、月に何回通っているかを記録して月会費で割って1回あたりの料金を出してみて、ビジター料金よりも高くなっているようであれば解約も検討してみてください。

○6. クレジットカード払いや借り入れをきれいにする

クレジットカードを使ったら、同額を引き落とし口座に入金して現金と同じように管理ができていれば健全な家計です。

今月の生活費が苦しいからクレジットカードやリボ払いをし、キャッシングで当座をしのいでいるのであれば、それは不健全な家計です。できるだけ早く負債を減らして健全な家計に戻しましょう。マイナス金利で普通預金金利が0.001%の時代に15%もの利息を払うのはもったいないことです。

○7. お金と家をすっきりさせる

お金と家のものはすっきりさせた方が管理やしやすく無駄な出費が減ります。お金の流れはできるだけシンプルにして、先取り貯蓄をして残ったお金でやりくりするのが基本です。また、不要なものはお金に換え、ものを持ちすぎないようにして、必要なものがすぐに取り出せるように整理整頓をしましょう。

一度に全部を行うのは難しいかもしれませんが、まずは7つのうち1つでも自分ができそうなところから実践してみましょう。メリハリのある消費を心がけて、将来のための貯蓄をできるだけ増やしたいものですね。

※画像は本文とは関係ありません。

○丸山晴美(まるやま はるみ)

外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している