「長い」「複雑」「語呂が悪い」...相模鉄道「新駅」ネーミングの評判いまひとつ
相模鉄道は、2017年12月11日、横浜市の羽沢南に新設される駅の正式名称が「羽沢横浜国大」になることを発表した。新駅は19年度に開業予定の相模鉄道とJRの直通線にあわせて新設されるもので、22年度には東急線との直通運転の開始も予定されており、今後の地域の活性化に大きく寄与しそうだ。
......なのだが、新たな施設の常とはいえ、ツイッター上では名前に対する手厳しいツッコミが早速投稿されている。
横国生の「登山」は楽になるのか?
相模鉄道は、羽沢横浜国大駅の名称について、利用者として横浜国立大学の関係者を想定していることを挙げ、
「今後、地域・大学の皆さまとともに、沿線価値の向上を目指していくという想いを込め、町名である『羽沢』と当駅周辺に立地する『横浜国大』を併記するこの駅名を選定しました」
と説明している。
しかしながらツイッターでは、仮称が「羽沢駅」とすっきりしていたこともあってか、
羽沢横浜国大駅?
— えだまめ( )@ (@edamame89) 2017年12月12日
なんか複雑な名前...なんなの... https://t.co/Q3unOrwVOd
羽沢横浜国大駅ねぇ。普通に横浜羽沢でいいんじゃないの?
— AE100の人 (@AE10015) 2017年12月12日
無駄にひねり過ぎて駅の名前らしさがゼロ。
バス停じゃないんだから。
羽沢横浜国大駅、なんか長ったらしいからYNU羽沢でよかった説
— onorikae (@onorikae) 2017年12月12日
羽沢横浜国大の語呂の悪さよ
— 豊 洲 (@Tc205_17) 2017年12月12日
と、ネーミングに対するツッコミが連発された。
反面、当事者である横浜国立大学生はその使い勝手に注目。同学の鉄道旅行研究会は、
ところで... 「実際、羽沢横浜国大駅と大学は近いのか?」という点について担当の個人的な見解を。結論としては、「学部によります」。理工学部の学生にとっては十分近い部類に入りますが、他の学部の講義棟からだと、ブルーラインの三ツ沢上町駅の方が近いように思えます。 (続く)
— 横浜国立大学 鉄道旅行研究会 (@ynurtc) 2017年12月12日
ただし、羽沢横浜国大前駅から大学までの道路は、本学名物 (?) の「登山」と呼べるほどの坂道ではない印象です (坂道がないとは言っておりません)。もしかしたら、バス路線が新設されるかもしれませんし、「今後の動向に注目!」ということになりそうです。 (続く)
— 横浜国立大学 鉄道旅行研究会 (@ynurtc) 2017年12月12日
と、今後の状況についての予測を披露した。
当事者たちが使い勝手に注目する裏には、17年現在、「登山」ともやゆされる通学状況がある。
横浜国立大学の最寄り駅は市営地下鉄の三ツ沢上町駅と相模鉄道の和田町駅の2つだが、どちらから向かったとしても遠く、更には坂道がかなりきついのだという。
横浜国立大学の学生によるサイト「横国naviGATE」の受験生向けの記事でも、
「アクセスは非常に悪い」
「どちらの駅を利用するにしろ20分は歩きますし、坂も上ります。坂というよりは、むしろ山です、山。横山国立大学というあだ名は伊達ではありません」
「横国は来るだけで疲れます!本当に疲れます!特に和田町経由!」
と、とにかく坂道が大変だ、ということが強調されているほどである。そんな横浜国立大学の現状が、新駅が出来ることでどう変わるのか。在学生のみならず、受験生も要注目だ。