エリクセン弾でデンマークがモンテネグロとの上位対決を制し逆転突破の可能性を残す《ロシアW杯欧州予選》

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▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループB第9節、モンテネグロ代表vsデンマーク代表が5日に行われ、0-1でデンマークが勝利した。

▽首位のポーランド代表を3ポイント差で追う勝ち点16で並ぶ2位・モンテネグロと2位・デンマークの一戦。ヨベティッチやサビッチらを先発で起用してきたモンテネグロと、エリクセンやY・ポウルセンらを先発で起用してきたデンマークの上位対決。

▽立ち上がりの劣勢を凌いで徐々にポゼッションを高めたデンマークは14分、シストのミドルシュートでGKを強襲。すると16分、ペナルティアーク右から左足を振り抜いたエリクセンのミドルシュートがゴール右に突き刺さり、デンマークが先制した。

▽失点したモンテネグロはアクシデントに見舞われる。20分、負傷した影響か、ヨベティッチが交代となり、代わってジョルジェビッチが入った。ここからポゼッションを高めたモンテネグロだったが、ヨベティッチを失った影響もあって攻め手を欠き、前半を1点ビハインドで終えた。

▽迎えた後半もモンテネグロが押し込む中、62分にチャンス。サビッチがミドルシュートを浴びせるも枠を捉えきれなかった。

▽自陣に引いて凌ぐデンマークは65分にシストのコントロールシュートが枠を捉えるもGKの守備範囲に飛んでしまう。

▽反撃に出たいモンテネグロは69分にムゴサのミドルシュートで、78分にヤンコビッチの枠内シュートでゴールに迫るもGKの正面を突いてゴールならず。デンマークの牙城を崩せずに0-1で敗れ、最終節のポーランド戦を前に3位に転落し、予選敗退が濃厚となってしまった。

▽一方、勝利したデンマークはルーマニア代表とのホーム戦で逆転での首位突破を目指すこととなった。