極上の美技を披露したヘンリク・ムヒタリアン【写真:Getty Images】

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ユナイテッドのムヒタリアンが絶妙なボールコントロールでバランタを手玉

 サッカーの欧州最強クラブを決める戦い、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)が12日に開幕。各地で熱戦、好プレーが繰り広げられたが、グループAのマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)対FCバーゼル(スイス)が行われた聖地オールド・トラフォードで生まれた“華麗すぎる股抜き”の動画が、ツイッター上で話題となっている。

 極上の美技を披露したのは、世界的名門ユナイテッドのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンだ。

 ユナイテッドの1点リードで迎えた前半44分、ムヒタリアンは右サイドでボールを受ける。すかさずバーゼルのコロンビア代表DFエデル・バランタがマークに寄せてきたが、その瞬間だった。サイドライン際に追い込まれながら、間接視野で相手の動きを捉え、股が開いた瞬間にボールを通して一気にギアチェンジ。ファウル覚悟で伸びてきたバランタの手もするりとすり抜け、鮮やかに置き去りにしたのだ。

 雨が降ってスリッピーなピッチの影響を感じさせないボールコントロール、軽やかなステップに、バランタも諦めたようにムヒタリアンの後ろ姿を見届けるしかなかった。大会公式ツイッターは「八方塞がりに見えたとしても…。ヘンリク・ムヒタリアンによる一流プレー」と動画を投稿。米テレビ局「FOXスポーツ」アルゼンチン版も公式ツイッターで「ムヒタリアンの美しい股抜きがバランタに炸裂!」と速報した。

スイスの絶対王者を手玉…ファンも興奮「股抜きでさらにポイントは入らない?」

 すると、ツイッターの返信欄にはファンから興奮のメッセージが相次いだ。

「これぞミッキィ・マジック…」

「股抜きも得点となるのであれば、彼は得点王だ」

「ミッキィ、君はとても素晴らしい。いつも驚かされるよ」

「股抜きでさらにポイントは入らないの?」

「ミッキィの代名詞と言えば股抜き」

 “華麗すぎる股抜き”の反響は大きく、ムヒタリアンの愛称である“ミッキィ”の名がSNS上に踊った。

 試合は後半8分、後半39分に追加点を奪ったユナイテッドが3-0で勝利。スイスリーグ8連覇中の絶対王者を手玉に取ったムヒタリアンの美技は、快勝とともに人々の脳裏に焼き付いたはずだ。