お盆最終日、ふだんより閑散とした東京・六本木。深夜2時を回った居酒屋店内に甲高い声が響く。

「男の家について行く時点でダメじゃん。そんなコ、99.9%ビッチだよ!」

 細木数子もかくやの毒舌の主が、天使すぎるかわいさで鳴らす弘中綾香アナ(26)とは、誰が想像できようか。

「弘中アナは慶應大卒業後、2013年にテレビ朝日に入社。入社半年で『ミュージックステーション』のサブ司会に抜擢されるなど、次代エース候補として期待される逸材です」(芸能プロ関係者)

 冒頭の居酒屋の一幕に話を戻そう。参加者は4人で、テレ朝関係の若手男性3人と弘中アナという顔ぶれ。話題は恋愛話が中心とあって、唯一の女性である弘中アナが一席ぶっているようだ。

「だから3回めのデートが大事なの。3回デートして、好きって言われないと私はダメ」

「(性)行為のビフォーとアフターは大切。男は献身性を見せないと!」

「女のコの気持ちを理解するために、男性こそ『an・an』を熟 読すべき! 私もよく読んでるよ」

 まさに女性誌が指南するような名言の数々に、男性陣は大盛り上がり。しまいにはこんな発言も飛び出した。

「私みたいのは、一般的に見てかわいいから!」

 これには一同ブーイング……どころか大爆笑。「お前が言うと嫌味に感じない」とちやほやする始末で、お嬢様とかしずく下僕たちという風情の宴なのであった。だが男性人気は絶大な一方、同性からは不穏な声も。

「気分屋で、お疲れのときに仕事を頼みに行くと、あからさまに不機嫌な態度。男性スタッフへの対応はいつも笑顔なのに……。彼女に仕事をお願いするときは毎回緊張する」(テレ朝女性局員)

 入社5年めにして早くも女王様の貫禄の弘中アナ。向かうところ敵なしかと思いきや、彼女にも天敵がいる。

「2年後輩の田中萌アナ(26)です。サバサバした弘中アナとは、正反対のぶりっ子キャラで相性が悪い。そのうえ、『容姿が似ている』と言われて意識しており、バチバチの空気が周りに伝わってくる。おしゃべりしているのは見たことがない」(テレ朝局員)

 田中アナは2016年12月、加藤泰平アナとの不倫騒動があったが、現在は……。

「不倫をネタに自虐的な冗談を言うなど、完全に開き直っている」(同前)

 看板アナの座を競う前に、『an・an』を読んで、女性視聴者の気持ちを学んだほうがよいだろう。
(週刊FLASH 2017年9月5日号)