【警告】京都=エスクデロ(50分)、本多(60分) 名古屋=押谷(19分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】田中マルクス闘莉王(京都)

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[J2リーグ24節]京都3-1名古屋/7月22日/西京極
 
【チーム採点】
京都 6.5
前線の強さと同時に、この日は主力が復帰した守備面でも確かな手応えが感じられた。
 
【京都|選手採点】
GK
1 菅野孝憲 6.5
コースの変わったシュートや際どいFKなど、難しい状況で再三の好セーブ。影のMOM。
 
DF
3 高橋祐治 6
空中戦や縦パスをよく跳ね返した。周囲との連携も問題なく、最終ラインを支えた。
 
6 本多勇喜 6
回数は少ないが攻めあがった際には効果的なプレー。2点目も彼のクロスから生まれた。
 
26 下畠翔吾 6.5
怪我から復帰直後にも関わらず、ブランクを感じさせない出来。最終ラインを引き締めた。
 
30 石櫃洋祐 6
攻撃参加やセットプレーで好機を演出。守備でもサイドは突かれたが、最終局面は破らせず。
 
MF
5 吉野恭平 6.5
守備の苦手なエスクデロをカバーしつつ、持ち前の守備力で最終ラインの防波堤として機能。

22 小屋松知哉 6.5(90+2分OUT)
この日も豊富な運動量でサイドを支えた。好機で相手より早くこぼれ球に反応して決勝点。
​​10 エスクデロ競飛王 6.5(77分OUT)
先制点につながるアーリークロス、3点目のフィジカルの強さなど、得点に絡むプレーが光る。
 
13 岩崎悠人 6
上下動を強いられるなど守備の負担は大きいが、時折見せた推進力あふれるドリブルは効果的。
  
FW
9 ケヴィン・オリス 6(82分OUT)
一時期と比べてコンディションは上昇。闘莉王とともに前線で高さを生かして起点となった。

4 田中マルクス闘莉王 7
古巣を相手に圧巻の2得点。ゴール前の冷静さと決定力は本職のFWをも上回る。
 
交代出場
MF
8 ハ・ソンミン -(77分IN)
ボランチに入って中盤の守備と運動量を強化。役割をこなして、逃げ切りに貢献した。
 
FW
16 イ・ヨンジェ -(82分IN)
リードしている状況でボールキープなど、敵地での名古屋戦の反省を生かした状況判断。
 
FW
31 大黒将志 -(90+2分IN)
後半アディショナルタイムで投入。短時間の出場で、見せ場は無く試合終了を迎えている。
 
監督
布部陽功 6.5
危なげない試合運びで後半戦初勝利。下畠と吉野のスタメン起用も功を奏した。
【チーム採点】
名古屋 5
自らの哲学を押し出して戦ったが、攻撃のメリットより守備のデメリットが出てしまった。
 
【名古屋|選手採点】
GK
18 渋谷飛翔 5
崩されていたとはいえ、悔しい3失点。好守でボールを守る場面もあったのだが。
 
DF
15 宮原和也 5.5
敵陣で何度かサイド攻撃を機能させたが、全体的には消化不良の90分となった。
 
3 櫛引一紀 5(79分OUT)
立ち上がりから不安定なプレーが目立ち、1失点目は闘莉王に背後を取られてしまう。
 
17 小林裕紀 5
ビルドアップでは狙いを見せたが、CBとしては肝心の守備で相手の前線を抑えられず。
 
29 和泉竜司 5
セットプレーでエスクデロを抑えられないなど、失点シーンで守備のまずさが目立った。
 
MF
44 ガブリエル・シャビエル 6
攻撃時はトップ下のような位置でプレー。連係はこれからだが、能力の高さは感じさせた。
 
7 田口泰士 5
前半のミドルシュートは惜しかったが、チャンスにつながる攻撃の組み立ては少なかった。
8 ワシントン 5.5
中盤の底でパスを引き出して、さばく。ビルドアップで効果的なプレー。終盤はCBを務める。
 
23 青木亮太 5(70分OUT)
序盤のチャンスを生かせず。攻撃への関わりなどは及第点だが、相手の脅威にはなれなかった。
 
FW
27 杉森考起 5(HT OUT)
右サイドから仕掛けるものの、アタッキングエリアでのプレー精度が物足りない。
 
19 押谷祐樹 5.5
同点弾のアシストなどラストパスは何本か供給したが、シュート0本は寂しい数字だ。
 
交代出場
FW
9 シモビッチ 5(63分IN)
彼だけの責任ではないが、期待された起点作りやフィニッシャーの役割をこなせたとは言い難い。
 
FW
28 玉田圭司 5(71分IN)
少し引き気味のポジションから攻撃に変化を加えようとしたが、効果は見られず。
 
FW
25 杉本竜士 -(79分IN)
左サイドから強引に仕掛ける場面はあったが、打開しきれず。切り札になれなかった。
 
監督
風間八宏 5
自分たちのサッカーを打ち出そうとしたが、京都のパワーに屈してリズムをつかめず。
 
取材・文:雨堤俊祐(サッカーライター)