涙が…21年前に妻失った仲代達矢から海老蔵へのメッセージが話題
俳優の仲代達矢が、27日にTwitterで発信した歌舞伎俳優の市川海老蔵への言葉が、「涙がでました」「気持ちが穏やかになりました」と注目を浴びている。仲代は21年前に妻の宮崎恭子さんを膵臓がんのため亡くしており、今回のツイートはその宮崎さんへの思いをつづったものだった。
仲代は、27日に「私事で恐縮ですが今日は女房の命日です」とツイート。宮崎さんは女優として仲代に出会い、1957年に結婚。仲代の役者としての才能をサポートするために女優を引退し、脚本家・隆巴として映画『姿三四郎』『いのちぼうにふろう』などで筆をとった。さらに1975年には仲代と共に自宅の稽古場で無名塾を立ち上げ、まさに仲代の役者人生において宮崎さんはなくてはならない存在だった。
そして仲代は続けて、「21年も経つのに未だに彼女に支えられて生きて居ります。一体どれだけ先の事まで考えて逝ったのかと、感謝に加え年々お疲れさんという気持ちになって居ります」とコメント。さらに「でもこう言う共存の仕方もある。海老蔵さんにも頑張ってもらいたいなと不意に思いました。陰ながら」と妻・小林麻央さんをがんで亡くした海老蔵に、仲代だからこそ寄せられるメッセージを送っていた。
仲代のツイートには、ファンからは「側にいなくても、ずっと支えられるというのは素敵なことですね」「文章読んでるだけで、涙出そうです」「とても温かくて素敵なメッセージだと感じました」という声が続々。該当ツイートは投稿から約11時間で1万4,000件以上の「いいね」がつけられている。(濱島裕)