日本で学ぶ外国人留学生を国籍別に見てみると、最も多いのは中国人学生だ。日本学生支援機構によれば、2015年における外国人留学生在籍状況調査結果によれば、15年5月1日当時の留学生数20万8379人のうち、中国人留学生は9万4111人に達し、全体の45.2%を占めた。これだけ多くの中国人が日本で暮らし、学んでいるわけだが、日本での生活は中国での生活に比べて注意すべきことが数多くあるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本で学ぶ外国人留学生を国籍別に見てみると、最も多いのは中国人学生だ。日本学生支援機構によれば、2015年における外国人留学生在籍状況調査結果によれば、15年5月1日当時の留学生数20万8379人のうち、中国人留学生は9万4111人に達し、全体の45.2%を占めた。これだけ多くの中国人が日本で暮らし、学んでいるわけだが、日本での生活は中国での生活に比べて注意すべきことが数多くあるようだ。

 中国メディアの今日頭条は3日付で、日本留学を計画中の中国人に対して「日本でこんな風に生活してしてはいけない」というテーマを掲げ、日本生活におけるいくつかの注意点について説明している。

 記事は、日本で生活するうえでは電気代や家賃を滞納していてはいけないとし、一度ブラックリストに名前が掲載されると非常に面倒なことになるとアドバイスした。電気代や家賃を滞納すべきでないことは中国でも同様だが、日本で留学生の身分で家賃を踏み倒すことなどそう簡単にできることではないうえ、家賃滞納で家を追い出された場合、信用情報機関に債務情報が記録されると次に部屋を借りるときに問題が発生する可能性が高くなるのは容易に想像がつく。

 また、中国で生活している時の悪習を日本に持ち込んではならないと指摘。例えば、信号無視や痰を吐くこと、ゴミをポイ捨てすることなどがそれに該当するだろう。また公共の場所のルールも日本と中国では違いがあることを指摘。日本では公共の場所では大声で会話したり笑い興じたりしてはならないとし、もしそのような行動をとれば、周囲の日本人から礼儀を知らない人と思われてしまうと指摘した。

 さらに記事は、映画館では決して撮影や録画をしてはいけないとし、さもなければ盗撮罪に問われることになると説明。中国では日本で映画が公開された直後に日本の映画館内で撮影したと思われる動画がネットにアップロードされることがあるのは事実だ。

 また日本では小動物は非常に愛されているうえ、関連する保護法もあると紹介し、それゆえに小動物を傷つけることは犯罪になると警告した。中国でもペットとして猫や犬を飼う人が多く、中国社会で小動物に対する虐待行為が多いということはないものの、中国では放し飼いの犬が多いため、もし日本で犬を飼いたいと願う留学生がいるなら、日本では放し飼いはできないという点を銘記することも大切だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)