初日から見逃せないドラフト候補対決!山口翔(熊工)vs 福元悠真・太田英毅(智辯)
本日から開幕する第89回選抜高等学校大会は、初日から注目対決が多く実現する。今回は熊本工のエース・山口 翔と、智辯学園の福元 悠真、太田 英毅の対決をピックアップ!
ドラフト候補対決を制するのは??山口翔(熊本工)
今大会屈指の速球派右腕・山口 翔。昨秋の熊本県大会で、最速149キロの速球を投げ込み、一躍注目を浴びた。昨秋、防御率1.69と好成績をあげた山口。エースとして九州大会ベスト4まで導いたのは良かったと語る山口だが、内容面について全く満足していない。この冬はコントロール向上を課題に挙げて、日々の投球練習に励んできた。またこの冬はウエイトトレーニングも行い、肉体面のレベルアップに取り組んできた。
山口は、今大会について自身の進路がかかった大会だと位置づけている。しかしいったんはその気持ちは封印し、古豪復活をかけてエースとして勝利に導く投球を見せる。
福元悠真(智辯学園)
今大会が3度目の出場となる智辯学園の福元 悠真、太田 英毅。全国を代表する強打者コンビとして有名な2人だが、右肩上がりで自身の素質を伸ばしている。福元は昨年まで高校通算35本塁打を放ち、昨秋の公式戦の成績を振り返ると、2本塁打7打点、打率.500と主力打者としてしっかりとチームを引っ張っている。また太田は1本塁打7打点に終わったが、それでも打撃、守備のポテンシャルの高さは今大会屈指だ。
そして昨年12月末、2人は奈良県選抜として、台湾の高校生チームと交流試合を行った。この交流試合では木製バットを使用するが、福元は3試合で8安打。太田は1試合5打点を記録し、木製バットをしっかりと使いこなしている。
太田英毅(智辯学園)
このオフは徹底的に肉体強化。福元は、「これ、ホンマに福元なんか?と思わせる活躍を見せていきたい」と意気込んでおり、太田は加圧トレーニングを取り組み、「詰まっても本塁打にするパワーをつけたい」と語っている。選抜連覇を目指し、チームに勢いを乗せる一打を見せていきたい。
(文=河嶋 宗一)
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