【選抜出場校徹底分析】秀岳館高等学校(熊本)

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秀岳館高等学校【熊本】2年連続3回目熊本県八代市興国町1番5号九州大会ベスト4(熊本県1位)

廣部 就平(秀岳館)

【チーム記録】

打率3位長打率9位 0.511出塁率8位 0.4251試合平均安打4位1試合平均盗塁5位

防御率1位1試合平均失点3位被安打率5位奪三振率2位

ベスト4に進出した夏の甲子園メンバー6人が残り、新チームは8月27日に練習試合をスタート。九州国際大付、鹿児島実などの強豪と対戦して秋季大会へと入った。投手陣は田浦 文丸と川端 健斗の左腕二枚が残ったのが大きい。基本は2人での継投だが、九州大会ではそれぞれ1試合ずつ完投。特に川端は0.62の防御率が32校の主力投手の中でトップの成績。鍛冶舎 巧監督が春にどんな使い分けをするかに注目が集まる。また、西村 思努と中西 凌介も左投手で、秋は右投手がベンチ入りしていなかった。練習試合ではキャッチャーの幸地 竜弥とライトの山下 竜哉にも登板記録がある。この2人が右投手となってくるか??

打線では田浦が2番に座り、打率0.444。チームトップの12打点を記録した。川端が投げる際には外野に回る。対戦相手はこの田浦をフル回転させないことが重要になってくると言えるだろう。それでも3番・木本 凌雅、4番・廣部 就平と続く打線は驚異だ。守備では昨夏まで内野手だった幸地がキャッチャーに転向。秋は何とか投手陣の信頼を得ようと頑張った。前主将の九鬼に少しでも近づける存在になりたい。

投手陣の失点に占める自責点の割合は58.33%で、32校で下から2番目だった。この数字は失策が失点に繋がっている課題を表している。

[:adsense]秀岳館高等学校 戦力分析!学校情報学校長中川 靜也なかがわ せいや監督鍛冶舎 巧かじしゃ たくみ1951年5月2日生 県立岐阜商業高(1969年選抜出場)→早稲田大→パナソニック。現役時代は高校まで投手、大学からは外野手。75年に阪神からドラフト指名を受けるも拒否し、会社に残留。引退後87年〜91年までパナソニック監督、日本代表のコーチやJOC強化スタッフも務める。その後、中学硬式のオール枚方ボーイズ監督として12回の日本一を経験。ジャイアンツカップも3度制した。日本代表監督として世界一も2度経験。2014年パナソニックを退社し、4月に秀岳館高監督に就任。現在、系列校の中九州短期大学副学長兼教授。国際経済論担当責任教師山口 幸七やまぐち こうひち1983年10月8日生 秀岳館高(2001年夏甲子園出場)→愛知学院大。現役時代は投手。08年4月母校から秀岳館高コーチ、2014年4月から責任教師を務める。商業科教諭選手名簿昨夏打順守備名前ふりがな学年身長体重投打試合数打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振四死球犠打飛盗塁失策打率出身中学 △▲ 2投 田浦 文丸 たうら ふみまる 3 170 75 左左 9 36 16 6 1 1 12 0 0 0 0 1 0.444 大野城市立平野(福岡県) 8捕 幸地 竜弥 こうち たつや 3 182 78 右右 9 29 12 3 0 1 9 5 3 1 0 0 0.414 南城市立玉城(沖縄県) 5一 吉安 雄飛 よしやす ゆうと 3 182 99 右左 8 11 5 1 0 0 3 2 1 1 0 0 0.455 大阪市立港南(大阪府大阪市港区) 1二 竹輪 涼介 たけわ りょうすけ 3 169 68 右左 9 26 11 0 0 0 5 2 5 1 5 0 0.423 武雄市立武雄(佐賀県) ◎ △▲ 4三 廣部 就平 ひろべ しゅうへい 3 172 84 右右 9 25 10 4 0 1 7 1 8 2 3 2 0.400 宇治市立北宇治(京都府) △▲ 9遊 半情 冬馬 はんじょう とうま 3 175 73 右左 9 25 7 1 1 0 6 0 8 1 4 2 0.280 直方市立直方第三(福岡県) △▲ 3左 木本 凌雅 きもと りょうが 3 180 80 右右 9 31 12 3 0 0 6 1 4 2 6 1 0.387 京都市立嵯峨(京都府京都市右京区) 6中 平山 陸飛 ひらやま りくと 2 178 75 右右 8 22 10 2 0 0 4 3 1 0 2 0 0.455 唐津市立鬼塚(佐賀県) 7右 山下 竜哉 やました たつや 2 180 75 右右 8 15 4 0 0 1 3 3 2 1 0 0 0.267 大野城市立大野東(福岡県) △▲ 投 川端 健斗 かわばた けんと 3 175 70 左左 6 8 2 0 0 0 0 2 1 2 0 0 0.250 木津川市立木津(京都府) △ 投 西村 思努 にしむら しど 3 172 70 左左 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 - 八幡市立男山(京都府) 投 中西 凌介 なかにし りょうすけ 3 181 72 左左 2 5 1 0 0 0 1 2 0 0 0 1 0.200 大阪市立城東(大阪府大阪市城東区) 内 寺西 大輔 てらにし だいすけ 3 172 85 右右 3 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0.000 羽曳野市立高鷲(大阪府) 内 渡辺 瑠維 わたなべ るい 2 178 75 右右 - - - - - - - - - - - - - 岡山市立福浜(岡山県岡山市南区) △ 捕 上原 敦己 うえはら あつき 2 178 78 右右 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 - 那覇市立古蔵(沖縄県) 内 橋本 大輝 はしもと だいき 3 178 76 右右 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 - 八代市立第一 外 石井 卓弥 いしい たくや 3 180 80 右左 3 9 5 0 1 0 2 0 0 0 1 0 0.556 那覇市立神原(沖縄県)※東京都品川区出身 外 藤本 舜 ふじもと しゅん 3 171 69 右左 8 11 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0.000 久留米市立良山(福岡県) △▲ 外 赤坂 銀次郎 あかさか ぎんじろう 3 175 75 右右 7 7 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0.143 守口市立第一(大阪府) 捕 八方 大輔 やかた だいすけ 2 177 80 右右 - - - - - - - - - - - - - 唐津市立第一(佐賀県) 外 阿次富 幹征 あしとみ かんせい 3 170 71 右左 5 5 2 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0.400 南城市立大里(沖縄県) 内 加治屋 匡人 かじや まさと 3 172 72 右右 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 - 交野市立第三(大阪府) 捕 持丸 紘亮 もちまる こうすけ 3 172 68 右右 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.000 唐津市立第一(佐賀県) 平均 身長体重チーム合計試合数打数安打二塁打三塁打本塁打打点三振四死球犠打飛盗塁失策打率長打出塁 175.61 76 9 268 98 21 3 4 59 24 36 11 21 8 0.366 0.511 0.425

注:昨夏の△は地方大会登録選手 ▲は同全国選手権登録選手 ◎は主将。

投手成績名前ふりがな学年身長体重利き腕試合数完投完封無四球投球回数被安打奪三振暴投与四死球失点自責点防御率 田浦 文丸 たうら ふみまる 3 170 75 左 6 1 1 0 29 22 34 3 12 7 5 1.55 川端 健斗 かわばた けんと 3 175 70 左 6 1 0 0 29 16 32 1 10 4 2 0.62 西村 思努 にしむら しど 3 172 70 左 1 0 0 0 1 1 1 0 1 0 0 0.00 中西 凌介 なかにし りょうすけ 3 181 72 左 2 1 1 1 9 4 15 0 4 1 0 0.00 公式戦 9試合 8勝1敗月日場所大会スコア回数対戦校安打打点三振四死球犠打飛盗塁失策投手名自校相手自校相手自校相手自校相手自校相手自校相手自校相手自校相手 9/21 藤崎台県営野球場 熊本県大会1回戦 ○ 10 - 0 5 矢部 13 1 10 0 2 12 3 0 2 0 4 0 0 4 中西 山下、井出 9/25 県営八代野球場 2回戦 ○ 15 - 1 5 熊本第一 16 4 15 1 1 4 1 5 2 0 9 0 1 2 中西、西村 五島、松村 9/27 藤崎台県営野球場 3回戦 ○ 6 - 1 9 玉名工 12 7 6 1 2 9 6 4 1 0 2 0 1 0 田浦、川端 境、宮崎 9/30 藤崎台県営野球場 準々決勝 ○ 8 - 1 7 八代東 7 2 8 0 0 7 4 3 1 1 3 1 0 3 田浦、川端 福田、楠原 10/8 藤崎台県営野球場 準決勝 ○ 1 - 0 9 九州学院 11 5 1 0 4 7 2 4 1 1 1 0 0 0 川端、田浦 田尻 10/9 藤崎台県営野球場 決勝 ○ 6 - 3 9 熊本工 11 9 5 3 3 4 7 1 1 1 1 1 1 0 田浦、川端 西谷、赤星、山口 10/24 別大興産スタジアム 九州大会2回戦 ○ 8 - 0 7 長崎東 14 1 8 0 3 17 2 2 1 0 1 2 2 1 田浦 松永 10/25 別大興産スタジアム 準々決勝 ○ 6 - 1 9 鵬翔 9 6 6 1 2 14 6 2 1 1 0 0 2 2 川端 斎藤、川畑 10/27 別大興産スタジアム 準決勝 ● 0 - 5 9 福岡大大濠 5 8 0 3 7 8 5 6 1 3 0 3 1 0 田浦、川端 三浦 得点/失点 計 得点/失点一試合平均(9イニング換算) 安打 打点 三振 四死球 犠打飛 盗塁 失策 60 / 12 7.83 / 1.59 自校 相手 自校 相手 自校 相手 自校 相手 自校 相手 自校 相手 自校 相手 合計 98 43 59 9 24 82 36 27 11 7 21 7 8 12 一試合平均(9イニング換算) 12.78 5.69 7.70 1.19 3.13 10.85 4.70 3.57 1.43 0.93 2.74 0.93 1.06 1.57 非公式戦(練習試合含む) 27試合 24勝3敗0分け

登板投手:川端、西村、田浦、山下、中西、幸地

その他相手校:(8月夏の甲子園敗退20日 始動27日)日田林工●○(9月県大会前)柳川○○、九州国際大付○、鹿児島実○○、延岡学園○○(10月九州大会後)菊池○○、開新○○(11月)八幡中央○、祐誠○、筑陽学園○●、佐賀商●○、宮崎学園○○、鹿児島商○○、九州国際大付○○、鹿児島城西○○

参考:八代地区1年生大会 11/3○11-4八代清流<7回コールド>、準決勝11/5○7-0八代東<7回コールド>、決勝11/6○15-2八代

過去の戦歴

高校別データベース 秀岳館

注:上記データは、主催者発表の資料に基づく。本大会での登録選手はこの限りではありません。安打や被安打などの各種1試合平均の数字は、9イニング換算にしています。攻撃部門はトータルイニング、守備部門は守備イニングを基に算出しています。