リーズナブルな価格で本格的なコーヒーを楽しめる街なかのカフェ。毎朝の出勤前などに欠かさず利用する人も多いことでしょう。今回は、そんなカフェのあまり知られていないサービス「ポットサービス」についてご紹介します。

「毎朝必ず立ち寄って出勤前にホッとひと息」「ランチタイムは友人とコーヒーを囲んで女子トーク」――。

 そんなカフェの使い方をするビジネスパーソンや主婦の方も多いことでしょう。家庭とは違い、本格的な材料や器具を使ったコーヒーをリーズナブルな価格で楽しめる、街なかのカフェはいまや生活に欠かせない存在になりました。

 しかし意外に知られていない、大手コーヒーチェーンのサービスに「ポットサービス」があります。これは、普通は1杯ずつ注文するコーヒーをポット単位で注文できる便利なもの。オトナンサー編集部では、おなじみの各社がどんなサービスを提供しているのか、取材しました。

1杯あたりの値段はかなりお得に

 まずはスターバックスコーヒーです。ドリップコーヒー(ショート)5杯分のポットを1000円で提供。通常はショートが1杯280円であるため合計400円もお得になる計算です。ポットは10杯分(2000円)、15杯分(3000円)、20杯分(4000円)もあります。

 中身をアイスコーヒーにすることもできるほか、好きな豆を選ぶことができるコーヒープレス(通常1杯370円)も、ポットサービスなら同じく5杯1000円です。

 基本的には全店舗でサービスを行っていますが、混雑時は対応できない場合もあるため、予約(当日朝まで可)をしたほうが無難かもしれません。配達はしておらず、ポットを店舗で受け取り、使い終わった後は翌日までに自分で返却します。

 なお、店内での利用はできません。

現在は会社関係の利用者が多い

 タリーズコーヒーは、本日のコーヒー10杯分のポットを2500円で販売。通常はショートが1杯320円なので合計700円お得になります。一部店舗では配達にも対応していますが、その場合は10杯で2900円。アイスコーヒーやホットティー、アイスティーもあります。こちらも店内での利用は不可です。

 上島珈琲店ではネルドリップコーヒー5杯分を1700円、10杯分を3300円で提供、通常はショートサイズが360円なので、1杯20〜30円がお得になります。店内で飲む場合より30%増量されるのもうれしいですね(全メニュー共通)。店内利用は不可、配達もしていないということです。

 タリーズコーヒージャパンと上島珈琲店の担当者によると、オフィスビルなどにある店舗において、会社関係者が利用するケースが多いとのこと。タリーズでは「公民館のイベントや小学校のPTA活動、大学の研究室などで利用される」場合もあるといいます。

 近所に店舗がある人は、ちょっとした来客時に5杯分から注文する、などの利用方法を検討してみるのもいいでしょう。

(オトナンサー編集部)