「うちの犬が、隣の花壇を荒らしてしまった。相手はもちろんカンカン。でも...」(神奈川県・40代男性)
神奈川県のBさん(40代男性・会社員)は、ペットの大型犬にまつわるトラブルで隣人とぎくしゃくした関係に。
しかしその後の粘り強い対応で状況は良い方向に向かった。トラブル後に当事者が取るべき行動とは。
ペットのトラブルで平謝り
私が戸建住宅に住んでいた時のことです。
我が家には1匹の大型犬がいました。普段は庭で首輪をつけて繋いでいるのですが、ある日私が散歩に行く時に誤ってリードを外してしまったことがありました。すぐに捕まえようとしたのですが、お隣の庭に逃げ込んでしまいました。
画像はイメージです(Edward Simpsonさん撮影、Flickrより)
そして、その庭にある大切に育てていた花々を踏みつけて荒らしてしまったのです。
これはまずいと思い、すぐにそのお宅のチャイムを鳴らして犬が庭に入って花壇を荒らしてしまったと伝え謝りました。花壇の惨状を見ると、隣人はカンカンに。必死に頭を下げたものの、随分と怒られてしまいました。さらに隣人は、
「そもそも前から思ってたんですけど、お宅が留守の時に吠えて、ずいぶん迷惑してたんですよ!」
と不満をぶちまけます。もう、こちらとしては平謝りです。
トラブルが起きたときは誠実に
お隣はかなりの年配で、ペットも飼っていなかったので、犬の鳴き声などについて抵抗が強いようです。
我が家は引っ越して来て1年ちょっと。簡単に引っ越しすることはできない戸建だったので、ご近所さんとのトラブルは避けたく、なるべく穏便に済ませることができればと思っていました。
そのために、まず犬は家の中で飼うことにし、庭で遊ばせるのをやめることにしました。大型犬を家の中で飼うのはなかなか大変で、そのトラブル以降近くのドッグランまで行くようになりました。
お隣さんとはもちろん顔を合わせることも多く、しばらくの間は挨拶するのも気まずかったのですが、こちらからめげずに挨拶を繰り返し、その節は申し訳ありませんでしたという気持ちを正直に話すようにしていました。
そのおかげで、今では笑顔で挨拶を返してくれるようになりました。犬に対しても、以前はにらむような風ですが、最近は柔らかな表情を向けてくれます。この一件は、万が一ご近所トラブルが起こったとしても、その後の対応次第で状況は変わるのではないかと身を持って実感した出来事となりました。
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