地元大阪人をも悩ます「梅田ダンジョン」。Jタウンネットでもこれまで数々の迷宮・梅田問題を扱ってきた。なかでも「ヨドバシ梅田」は最大の難所とされており、「背面からは侵入できない、唯一の経路は見つかりづらく狭く、理想的な要塞」「難攻不落のヨドバシ梅田城...」と比喩される。その姿はまるで「真田丸」のようだ、というツイートが話題を呼んでいる。


画像提供:イスカリオテの油断さん

まるで「空堀」のように立ちはだかる道路

真田丸は、戦国武将・真田幸村が大阪城の弱点となる南側に築いた出城だ。NHK大河ドラマ「真田丸」も佳境を迎え、真田丸を舞台に物語が展開。1614年の大阪冬の陣では、徳川の大軍を撃退した。

ヨドバシ梅田は周囲を道路で囲まれており、そこに横断歩道はない。すぐ目の前に建物が見えるのに簡単にたどり着けない理由だ。まさしく大阪城の「空堀(からほり)」のようである。土地勘のある人なら容易に想像できるだろう。

分からない人のために、たどり着けない理由を解説したツイートがこちら。

図解を見ればわかるように、一番の近道は「地下道」。真田丸には大阪城下へと通じる地下道「真田の抜け穴」があったとされ、ヨドバシ梅田が「真田丸」と称されるもう一つの理由がここにある。

この「ヨドバシ梅田=真田丸」説、

などと共感を呼んでいる。

ヨドバシカメラは2016年8月31日、「ヨドバシ梅田タワー(仮称)」の建設を発表しており、事業目的のひとつに「歩行者ネットワークの整備」を挙げている。地下・地上・デッキが重層的に連続した歩行者ネットワークを目指すそうだ。

近い将来、難攻不落のヨドバシ梅田城を手中に収められるようになるかもしれない。