本田圭佑が所属するミランは26日、セリエA第14節でエンポリと対戦する。エースのカルロス・バッカが負傷で欠場する見込みとなり、ジャンルカ・ラパドゥーラの活躍が期待されているが、今季からミランの背番号9を纏うラパドゥーラにとって気になるのが「エンポリの呪い」だ。

近年低迷が続くミランは、フェルナンド・トーレス、マッティア・デストロ、ルイス・アドリアーノと、背番号9の選手が頻繁に入れ替わっている。彼らに共通するのが、エンポリ戦でゴールを決めているという事実だ。

そして、F・トーレスとデストロは、わずか半年でミランを退団した。昨年夏に加入したL・アドリアーノも、今年1月に中国移籍が一度は内定。その後、土壇場で移籍が破談となり、ミランにとどまることになったが、今季も出場5試合、プレー時間が80分強と主力と言えない状況に甘んじている。


つまり、ミランで背番号9を選び、エンポリ戦でゴールを決めたストライカーは、次々にチームを去るか、日の目を見なくなっているのだ。

前々節のパレルモ戦でミラン移籍後初ゴールを挙げ、チームに勝利をもたらしたラパドゥーラは、エース不在のエンポリ戦でインパクトを残し、さらに評価を高めたいところ。だが、エンポリ相手にゴールを決めたら、背番号9のラパドゥーラは冬の移籍市場でミランを去ることもあるのかもしれない。古巣ペスカーラからの関心もうわさになっていたが…?