13日に行われた2018年ロシア・ワールドカップ欧州予選のギリシャ対ボスニア・ヘルツェゴビナの一戦で、ローマに所属するボスニア代表FWエディン・ジェコが、相手選手のユニフォームを脱がした退場となった。

前半にボスニアが先制し、迎えた76分に“事件”は起きた。ギリシャのプレスを受けて倒されたジェコが、ボールを渡すまいとするが、ボルシア・ドルトムントに所属するDFソクラティス・パパスタソプーロスに奪われる。

すると、ジェコはボールを奪い返そうとパパスタソプーロスの足にしがみつき、さらには短パンを引きずり下ろすと、自らは立ち上がってパパスタソプーロスを倒したのだ。


両チームの選手がもみ合うことになり、ジェコは2枚目のイエローカードを出されて退場に。一方、パパスタソプーロスにもレッドカードが出され、ケンカ両成敗となった。

なお、試合はその後、ギリシャがアディショナルタイム5分に同点弾を挙げ、1-1のドローに終わっている。勝ち点12のベルギーが首位に立つグループHで、勝ち点7の3位ボスニアは勝ち点10の2位ギリシャを追う展開。この試合に勝っていれば、ギリシャと勝ち点で並んでいた。