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タイは、102ヵ所の国立公園と57ヵ所の自然保護区を擁する自然豊かな国。近年は、トレッキングやサイクリング、村々へのホームステイによる文化体験といったエコツーリズムも注目を集めている。

 
今回ご紹介するのは、数年前から旅好きなタイ人の間で話題となり、現在では国内外から多くの旅行者が訪れる、チェンマイ郊外の村「Mae Kampong(メーカンポン)村」。村が一丸となってエコツーリズムに取り組んでいる。

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チェンマイ市街地から50km、車で約1時間半ほどの山間にあるメーカンポン村は、海抜1,300mの場所に位置し、地の利を活かして茶栽培が盛んな村。

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最近では、コーヒー栽培をはじめる農家も増え、オーガニック栽培の茶葉やコーヒー豆は、タイ王室が運営する「ロイヤルプロジェクト」の商品として、生産されている。

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村には、自家焙煎のコーヒーや紅茶が楽しめる可愛らしいカフェが軒を列ね、村全体が絵本の世界に出て来そうな温かな雰囲気。

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オーガニック野菜を使った料理が楽しめるカフェやレストラン、タイ北部の伝統工芸品を扱う雑貨屋も旅行者で賑わう。

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現在でも、タイ北部特有の言語や民族衣装、伝統音楽などの文化に触れることができるメーンカンポン村。村で唯一の寺、Khantha Phreksa(カンタープラクサ)寺では、タイ北部特有の建築様式を見ることができる。

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豊かな森林に囲まれる村では地元のガイドによるトレッキングも人気。歩き進めると、滝や、石灰岩が積み重なってできた崖、ユニークな形をした巨岩に遭遇。森の中を空中散歩するジップラインも話題。

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更に、タイ北部の文化をディープに体験するなら、ホームステイをしてみてはいかがだろうか?現在、村にはホームステイを運営する民家が29軒あり、旅行者を迎えている。食事は家族と共にする場合が多く、まさに肌で村人の暮らしを体験することができる。軒先にあるベッドマークがホームステイの目印。尚、ホームステイの収入の一部は、村の環境維持や開発費用として割り当てるシステムをとり、サステイナブルな取り組みをしている。

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小さな村なので、1時間ほどあれば散策するには十分。食事の時間を合わせても、午前中にでかければ夕刻前にはチェンマイ市街地に戻ってくることが出来る。
 

澄み切った空気の中、静かな村を散策していると、日頃の疲れも不思議と癒される。もちろんアクティブ派は、トレッキングやジップラインにもチャレンジしてみて!

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