【極秘】誰も知らない「ガラスの仮面」の秘密11選 / 少女マンガ史に残る不朽の名作

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少女マンガ史に残る不朽の名作といえば、やはり「ガラスの仮面」でしょう。幻の演劇作品『紅天女』を巡り、平凡な少女・北島マヤと演劇界のサラブレッド・姫川亜弓が舞台上で闘い続ける成長物語。現在までに単行本の累計発行部数が5,000万部を突破した大ベストセラーです。

まだマヤと亜弓の決着はつかない



「ガラスの仮面」は1976年の連載スタートからいまだ未完のままの漫画です。連載はかろうじて続いていますが、近年その発表ペースは落ちる一方。まだまだマヤと亜弓の決着はつきそうもありません。

とはいえ、今年は「ガラスの仮面」連載40周年のアニバーサリーイヤー。そこで今回はそれを記念して「ガラスの仮面」の知られざるトリビアを大公開! 怒涛の11連発でお届けいたします!

誰も知らない「ガラスの仮面」の秘密11選





1. 物語の中では5年くらいしか経過していない!

「ガラスの仮面」は連載開始からすでに40年が経過しています。しかし、作中では5年程度しか経過していません。18巻では黒電話で会話をしていたマヤが、42巻で携帯電話を持ち始めた衝撃は忘れられません。マヤがスマホユーザーになる日も近い?!

2. 本当は2巻くらいで終わる予定だった!

作者の美内すずえ先生曰く、もともとは2巻で終わらせる構想で描き始めたとのこと。次号の展開を考えず、ラストで読者に「このあとどうなるの!?」と思わせるように描くスタイルで40年続けてきたのだそう。そのせいかコミックは大幅な加筆修正されて発売されています。

3. 紫のバラは実在している!

大都芸能の速水真澄が、ことあるごとにマヤに贈る花が紫のバラ。架空の植物かと思いきや、このバラは実在しているようです。その値段は8本で3,500円ほど。マンガに出てくる花束で換算すると12,000円くらいでしょうか。

4. ドラマで姫川亜弓を演じた女優は堕ちていく説!



「ガラスの仮面」は二回実写ドラマ化されています。しかし、このドラマで亜弓さんを演じた女優は二人とも芸能界から一時期姿を消していました!

最初に亜弓さんを演じた松本恵は第一期で降板し、その後引退。第二期の中村愛美も、ドラマ出演後にブルセラ疑惑をスクープされ、長いこと表舞台から遠ざかってしまいました。現在もスター街道を走る亜弓さんと対照的な"その後"ですね……。

5. 速水真澄はツイッターをしている!

速水真澄は2010年から公式ツイッターを開始しています(masumi_hayami)。主に「ガラスの仮面」のメディアミックスや新作グッズの宣伝に使われているようですが、「初日が嵐でないと、開演時間を間違えた気がする速水だ。」などコネタを挟みつつつぶやくので侮れません。社内では意外とぞんざいな扱いをされていることも判明しています。

6. マヤは「チビちゃん」ではない!



速水真澄から「チビちゃん」呼ばわりされているマヤですが、公式の身長は156cm
。黒沼監督から「最近の子にしちゃチビだな」と言われているシーンがありますが、この数値は現代でもそんなに小さくないような気が……。

7. 白目シーンの合計回数は約1,300回!

「ガラスの仮面」といえば、すべての衝撃を白目で表現することで有名です。2014年に放送されたアメトーーーク!「ガラスの仮面芸人」調べによると、49巻までで約1,300回の白目シーンが存在していたのだとか。

ちなみに白目が最も多かったのは27巻で、ちょうどマヤと亜弓さんが「二人の王女」で競演していた巻になります。

8. 月影先生のモデルは美輪明宏!

マヤの才能を見出し、育て上げた大女優・月影千草。彼女にはモデルが存在しているのですが、それはなんと美輪明宏! 美内先生が学生時代に見た舞台『黒蜥蜴』での妖しく美しい印象が原型となって月影先生が作られたのだとか。

9. ほぼすべての劇中劇は作者のオリジナル!

「たけくらべ」や「若草物語」などの名作劇は別ですが、それ以外の劇中劇はほぼ美内先生のオリジナル創作です。その中には、別の連載で使うはずだったアイデアも多数含まれているのだとか。



10. ラストはすでに決まっている!

まったく終わりが見えないと言われていますが、ラストはもう決定しているようです。美内先生がインタビューで「20年くらい前に出来上がっている。最終ページの構成もセリフも出来上がっている」と語っているので信憑性が高いです。

さらに「舞台と恋愛の双方が成就することはない」という意味深発言もあります。マヤの人生はいったいこれからどうなってしまうのでしょうか……。

11. 実は「ガラスの亀」という漫画が存在する

皆さんご存知の漫画「ガラスの仮面」ですが、実は「ガラスの亀」という漫画もあるんです。それは人気漫画「ドラえもん」の作中に登場する漫画で、表紙は亀。内容に関しては……。それは皆さんが自分で調べたほうが面白いはずです。

1巻からのマヤの成長を再確認するべし





このトリビアを見て、現在発売されている49巻まで一気に読み返したくなった人も多いのでは?

記念すべき50巻が今年中に発売されることを期待しつつ、1巻からのマヤの成長を再確認してみてもいいかもしれませんね。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。