プラレールやミニ四駆をスマホでコントロールできる!キッズデザイン賞も受賞したクールなIoTツール

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プラレールやミニ四駆などのオモチャ、ライトやラジオなど、今や身の回りにあるモノは、ほとんどが電池で動作する機器といってもいいだろう。

スマホで、こうした機器の電源をオン/オフしたり、スピードや光量などを調節したりできたら、どんなに便利で、楽しいことだろう。

今、そんな夢だったことが、できる方法がある。
実現するのに必要なのは、小さなIoT機器の「MaBeee」だ。

●身近な機器をスマート家電にしてくれるIoT電池
MaBeeeは、見た目は、「単三電池」のような形状の小さなユニットだ。
本体の中に、市販の単四電池をセットして使う。

電池式のオモチャや家電の「単三電池」ボックスにMaBeeeを入れるだけで、iPhoneやAndroidスマホからコントロールできるようになるのだ。
複数本の電池を使う機器の場合でも、MaBeeeは1本入れておけばいい。
単二や単一などの大きな電池を使う機器の場合には、百均などで手に入る乾電池アダプターを使えばOKだ。


MaBeeeの中に、市販の単四電池をセットして使う。


機器の電源をオンにすれば、MaBeeeもオンになる。この状態で、スマホに入れた専用アプリを起動すると、Bluetooth接続でMaBeeeをペアリングできる。

例えば、
プラレールに入れたMaBeeeとつながったら、スマホアプリのスイッチをオンにすると、プラレールが走り出す。
レバーモードに切り替えれば、速度の調整も可能だ。
さらに、スマホを振ったり、傾けたり、スマホに向かって声を出したりして動かすモードもある。
子供と一緒なら、スマホを振るほど速く走るプラレールを見て、かなり盛り上がってくれる。


スマホをふったり、声を出したり、さまざまなアクションでスマホをコントロールできる。


1台のスマホから、複数のMaBeeeを動かすことも可能だ。
接続可能なのは4つのチャンネルに各10台まで。
複数台のプラレールにMaBeeeを入れておけば、路線ごとに出発させたり、速度を調整したりと、Nゲージのように遊ぶこともできる。
また、電池式のライトやラジオに入れておけば、スマホから電源を入れて、スマート家電化を実現できる。

MaBeeeは、市販のオモチャで遊ぶだけではない。
電子工作にも挑戦できるのだ。
例えば、
2つの独立したモーターで動く戦車を作って、2つのMaBeeeでコントロールすれば、前進したり左右に旋回したりする動きも再現できる。

MaBeeeを開発したのは、ノバルスというベンチャー企業。
クラウドファンディング「Makuake」で目標金額50万円に対して、640万円以上を調達して製品化を進めていた。8月からは製品の市販もスタートした。

今では、アマゾンなどのネット通販だけでなく、トイザらス、ビックカメラ、コジマ、ソフマップなどの店舗でも購入できる。価格は1本5378円から。

ちなみにMaBeeeは、8月に、第10回キッズデザイン賞 経済産業大臣賞も受賞している。子供だけでなく大人も、何ができるのか考えることができて、実に楽しくなるアイテムだ。