左から佐藤七海、馬嘉伶、倉野尾成美

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(台北 19日 中央社)女性アイドルグループAKB48の台湾人メンバー、馬嘉伶(マ・チャリン)が16日、台北市内で握手会を開き、地元のファンと触れ合った。馬が台湾でファンイベントに登場するのは、今年2月の加入以来初めて。オーディションをともに戦ったかつての戦友とも久しぶりに顔を合わせ、感動の涙を流す場面もあった。

馬がメンバーの佐藤七海、倉野尾成美とともにステージに登場すると、ファンは「抹茶(馬の愛称)我愛[イ尓]」(抹茶、愛してる)と大きな声援を送り、馬の凱旋帰国を歓迎。馬はファンからの熱い思いを受け「台湾を離れて4カ月余りで初めて戻って来ました。感謝と感動の気持ちでいっぱいです」と語り、初対面に喜びを示した。

この日登場した佐藤は岩手県出身、倉野尾は熊本県出身。震災に対し、台湾から多大な援助を受けたことから、2人は台湾語で「ありがとう」と話し、感謝を伝えた。

馬は2015年に行われた台湾オーディションに合格。AKB48における唯一の外国人としてメンバー入りを果たした。

(呉協昌、鍾東穎/編集:名切千絵)