妬みから人生を壊す「嫉妬ブス」になりやすい人の特徴

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「嫉妬」は誰にでもあるもの。しかし、その度が過ぎると、不幸なことになってしまうことがあります。相手を呪い、結果的には自分の心身もボロボロに…。

『「嫉妬する女はブスになる」問題』(サンマーク出版刊)で、著者の感情美人デザイナーの柊りおんさんは、嫉妬の奴隷になっている人を「嫉妬ブス」と命名し、嫉妬に駆られない生き方をするための方法をつづっています。

では、そもそも「嫉妬ブス」とはどんな人がなりやすいのでしょうか。本書からその3つの特徴をご紹介しましょう。

(1) 相手に依存的な「0+1=2」「2-1=0」思考の人

これはパートナーと自分を一体化してしまいがちな人を指します。


数字の1は「相手」、数字の0は「自分」を表します。つまり、相手が自分と一緒にいてくれれば、自分が「0」でも「2人」になり、相手が去ってしまうと本来なら自分も「1」であるはずなのに、「0」になってしまうという人です。つまり、相手がこちらを向いてくれないと、自分の存在がなくなってしまうのです。

健全な関係は「1+1=2」の関係でるはず。相手と自分の「境界線」がどこにあるか、意識すると良いと著者はいいます。

(2)自分の価値観に執着しがちで、自分に自信がない人

不安定な愛着タイプの人は、基本的に自分に自信がもてず、人の評価に一喜一憂します。そして、貧弱な自己イメージをごまかすために、特定に信念や価値観にしがみつくのです。

こだわりを「もつ」のはかまわないませんが、「執着」は捨てるべきです。自分を苦しめる価値観があれば、それを手放すことも大切です。

(3)偽りの記憶に要注意!妄想族タイプの人

嫉妬は「被害妄想(対人関係の誤解からある人が自分に危害を加えるのではないかと考えること)」の1つです。

実際に体験していない出来事の記憶をフォールスメモリー(偽りの記憶)といいますが、あるものを想像してイメージ化すると、実際に生じた知覚とイメージ化によって生み出されたものが区別できなくなってしまいます。

嫉妬ブスは、相手を悪役に仕立てるため、実際の出来事を都合のいいように「自分用に盛って」いることに気づかない。妄想がふくらむと、ジェラシーが暴走してしまうことになるのです。ネガティブな気持ちになっているときは、妄想にとらわれていないかチェックすることが大切といえます。

「嫉妬」という感情は扱いが難しいもの。「嫉妬ブス」にならないためにも、嫉妬と上手に付き合っていくコツを本書から学んでみてはいかがでしょう。

(新刊JP編集部)