地味食材の代表ともいえる、ししゃも。でも頭からしっぽまで食べられるししゃもは、かなりの実力派。
鉄やカルシウム、胎児の成長ビタミンといわれるビタミンB2などなど、とても栄養豊富がなので、妊娠期にはオススメの食材です。

私が主宰する妊活講座で、「ししゃもの栄養はすごいんだよ」と力説するも、あまり人気がない魚なゆえ「ほとんど食べたことがありません」と言われる率高し…。
でも、私は使い勝手のいい魚だと思っています。
なぜなら、魚焼きグリルを使わなくても、トースターで焼けるから。
朝食にししゃもを食べることが多いのですが、トースターでししゃもを焼いている間(10分くらい)に味噌汁やおかずの準備ができるので、忙しい朝にうってつけなのです。

ししゃもの南蛮漬け

レシピ制作:管理栄養士 長 有里子


<材料 2人分>
ししゃも 8-10尾
長ねぎ(又はたまねぎ) 1/2本(たまねぎなら1/4個)
にんじん 30gくらい(彩りなので、適当でOK)
<南蛮酢>
酢・水 各50ml
みりん、醤油 各大さじ2
砂糖 大さじ1

<作り方>
1、長ねぎはななめ薄切り(たまねぎなら薄切り)、にんじんは細切りにする。ししゃもはトースターで約10分(900W) 焼く。
2、鍋で南蛮酢の材料をひと煮立させ、バットに入れ、1の野菜をつける。
3、焼けたししゃもをつける(南蛮酢が少ないので、ときどきひっくり返すとよい)。
※ししゃもを焼くときは、アルミホイルの上に油を少量たらし、ペーパーで油を薄く広げ、その上にししゃもを置いて焼くと、くっつきません。
※調味料を節約するために、南蛮酢は少なめの量にしています。倍量にすると、浸かりやすいです。

ちなみに、私はトースターにアルミホイルをしいて、その上にししゃもを乗せて焼きます。
ただこのまま焼くと、どうしてもホイルにくっついてしまい、とるのが大変に。
なので、アルミホイルに油を少々たらし、ティッシュなどでまんべんなくのばしてからししゃもを乗せると、くっつき防止になります(経験上、重要なポイントです!)。

そして、「料理に使えるんですか?」と聞かれることもあるので、そのときは簡単に作れる南蛮漬けをご紹介しています。
南蛮漬けというと、食材を一旦揚げてからタレに漬け込むのが普通ですが、これは揚げずにトースターで焼いて、漬け込むだけの楽ちん調理でオッケー。
我が家は南蛮漬けというと、まずこれを作ります。そして食べ終わったら、タレが残るので、もったいないので再利用。
今度はかつおの刺身を炒めて漬け込んだり、お肉を炒めて漬けたりと楽しみます。



写真は、タレを再利用した豚肉とごぼうの南蛮漬け。塩少々をふった豚肉に片栗粉をつけて油で炒め、漬けています。
食材を変えると、また違った味わいになるので、ご主人に手抜きだとバレないはず!
残ったタレは、有効活用してあげてくださいね。

(長 有里子)