ムシムシと湿度を感じる暑い日になると決まって、ああアレ食べたい… となるメニューがあります。
それがこの、炊飯器ひとつでつくれる「海南鶏飯」。
シンガポールチキンライス、カオマンガイなど、いろいろな呼び方がありますが、日本でもすっかりメジャーになった東南アジアを代表するレシピです。
鶏の茹で汁がしっかり染み込んだごはんは、あっさりしているのにコクがたっぷり。
炊飯器で「茹でる」「炊く」を同時にできるので、簡単・時短・なによりおいしい!
お好みのソースで味付けをしてお楽しみください。

海南鶏飯〜シンガポールチキンライス〜

調理時間 20分 +漬ける時間


レシピ制作:家庭料理研究家 近藤 瞳


<材料 2人分>
鶏もも肉(大) 1枚
<下味>
 塩 小さじ1
 酒 大さじ1
 白ネギ(青い部分) 10cm
 ショウガ 1片
お米 2合
<調味料>
 顆粒チキンスープの素 小さじ2
 サラダ油 小さじ1
キュウリ 10cm
香菜(ザク切り) 適量
<しょうゆダレ>
 ニンニク(すりおろし) 1/2片分
 しょうゆ 小さじ2
 オイスターソース 小さじ1
<ナンプラーダレ>
 ショウガ(すりおろし) 1/2片分
 ナンプラー 小さじ1
 レモン汁 小さじ2
 塩 少々
スイートチリソース 適量

<下準備>
・鶏もも肉は包丁の先で全体を刺す。白ネギは包丁の腹でつぶし、ショウガは薄切りにする。

・鶏もも肉と<下味>の材料を袋に入れてもみ込み、30分程度置く。


・お米は洗い、30分程度水に浸してザルに上げる。

・キュウリは斜め薄切りにする。

・<しょうゆダレ>、<ナンプラーダレ>の材料はそれぞれ混ぜ合わせておく。

<作り方>
1、炊飯器にお米、鶏もも肉の<下味>、<調味料>の材料を入れて、すし飯のラインまで水を入れる。ひと混ぜして、鶏もも肉をのせる。


2、スイッチを入れて、炊き上がったら10分蒸らす。鶏もも肉を取り出して、食べやすい大きさに切る。


3、器に炊き上がったご飯、鶏もも肉、キュウリ、香菜を盛り合わせる。<しょうゆダレ>、<ナンプラーダレ>、スイートチリソースを添える。



コツ・ポイント
・お米の洗い方。ボウルにお米を計量し、たっぷりの水を入れ、混ぜずにすぐに水を流します。ひたひたまで水を入れて両手でお米をすくい取り、すり合わせるように軽くお米とお米を何回かこすります。にごった水を流し、蛇口から水を勢いよく加え、白濁しなくなるまでこれを何度か繰り返してザルに上げます。お米は、最初に入れる水を最も吸収しやすいので、より良質な水を使う事をおすすめします。
・調理時間にお米を炊く時間は含まれません。


下味をつけておくのと、調味料を準備しておけば、あとは炊飯器で炊くだけ。
ごちそう風なのに、実は忙しいママの味方にもなってくれるありがたいレシピ!

(フジノアサコ)