ユニークな商品をいくつも発表している「奇譚クラブ」が発売した、浴場のロッカーキーのような腕時計「温泉ウォッチ」が、東京都内某店に入荷したとの情報をツイッターでキャッチした。

以前に入荷の知らせを聞いたときはタッチの差で売り切れてしまい悔しい思いをした。今度こそは必ず手に入れたい。そして仕事中でも温泉気分を味わいたい。記者は早速現地に向かった。

ビジネスシーンでも使え...る？

今回入荷したお店へ行くと、時間が早かったためか、まだ在庫はたっぷりあった。早速300円を投入したのだが、思えば、こうして実際にガチャを回すのは久しぶりだ。本物のガチャを回すよりも、スマートフォンで「ガチャ」を回した回数の方がはるかに多いかもしれない......などと考えながらゲット。色は出るまでのお楽しみとはいえ、目当ての品が確実に手に入るガチャって新鮮だ！

そうして手に入れたのがこちらの「温泉ウォッチ」だ。正式な商品名は「●WATCH」（※●は温泉マーク）という。折角手に入れたので、おそらく想定されていないであろう、ビジネスシーンへの溶け込み方を確かめよう。スーツ姿の先輩記者に着けてもらい、「デキるビジネスマン風」にふるまってもらうことにした。





電話で取材のアポイントを取る記者。手首にはもちろん「温泉ウォッチ」が巻かれている。ビジネスシーンでも何の違和感を抱かせず、完全に溶け込んでいる。ベルト部分の通気性がいいので、夏場でも汗ばまないのが隠れた長所だ。


スーツ姿にも違和感がない

アポイントが取れたようで、取材先へと移動を開始した。社会人たるもの、時間は常にチェックしなければならない。ボタン１つでいつでも確認できる温泉ウォッチのおかげで、無事に時間内に目的地へと到着できた。


暗い通路でも視認性は抜群

取材中も温泉ウォッチは大活躍だ。もし取材相手に「なんでロッカーキーなんか着けているのだろう？」と思われたとしても、視線を感じた瞬間に時計部分を引き出すことで納得してもらえるだろう。画面部分は360度回転するため、相手にも時間を知らせること可能だ。さりげない心配りこそがおもてなし、そしてビジネスの神髄なのだ。


ベルト部分は程よい締め付けなので、手首側にも簡単に回せる


こうすると相手にもさりげなく時間を伝えられる

このように、意外と違和感がない上に、向かい合った人にも時間をさりげなく伝えることが出来るということも発見できた。生活の様々な場面で活躍することも可能かもしれない。

ただ、残念ながら防水ではないため、実際に温泉で使うことは出来ない。温泉では時間を忘れて楽しもうという、無言のメッセージなのだろうか......。