高校野球の醍醐味と言えばプレーそのものもそうですが、スタンドの球児と吹奏楽部、全校生徒が一体となって行う応援歌も醍醐味の一つとして言われています。野球応援は多くの高校で一大行事として行われ、全校応援を行っている高校も多いのではないでしょうか。そこで今回は盛り上がる応援歌について球児の皆さんに聞きました。プレーをする球児たちはどのような応援歌で打席に向かっているのでしょうか。

盛り上がる応援歌は?

1位 紅1位は「紅」でした。XJAPANの大ヒット曲で、かっこいい歌詞とテンポの速い曲調はグランドでプレーをする選手だけでなくスタンドも盛り上がる曲です。「チャンスで必ず流れる応援歌で気合が入ります」という意見や、「自分の応援歌なので好きです!」といった意見がありました。アップテンポの曲だと気持ちも高ぶり、気合も入っていくと思います。

2位 アフリカンシンフォニー2位は「アフリカンシンフォニー」で、今も昔も人気がある曲がランクインしました!勇ましい曲調が打席に向かう選手たちの背中を押し、これぞ高校野球といった曲です。球児たちからは「この曲が一番スタンドが盛り上がります」「みんなで盛り上がって応援できるので」という意見がありました。定番の曲なのでスタンド全体で応援ができ、毎年多くの高校で盛り上がっているのが見られます。

3位 夏祭り3位は「夏祭り」でした。夏祭りは夏の定番曲で甲子園のイメージとピッタリです。そして大ヒット曲なのでスタンド全体で応援することができ、「テンションが上がります!」「夏といえばこれでしょ」という意見が聞かれました。高校野球最後の夏に特別な思いがあるからこそ、夏の曲が選ばれたようです。

3位 ルパン三世同率3位でランクインしたのはルパン三世。「あの歌詞がかっこよくて好きです」といった声や「ダイヤのAの哲さんみたいになりたい」という声が多数ありました。かっこいい歌詞が球児たちの気持ちを掴み、最近では漫画・ダイヤのAの結城 哲也というキャラクターが打席に入る際の曲として用いられ、そのキャラクターに惹かれてこの曲が好きになったという球児もいるようです。

 他には「あまちゃん」や、湘南乃風の「SHOW TIME」という比較的新しい曲から、「ポパイ」や「サウスポー」など昔からある曲がありました。やはりアップテンポな曲が多く挙げられ、打席に向かう時などに気持ちを高ぶらせている球児が多いようです。中には「やっぱり校歌が一番です」といった球児もいて、各高校に応援のカラーがあり様々な曲が球児の皆さんから挙げられました。

 今回の調査では今も昔も盛り上がる曲から近年ヒットしている曲、歌詞がかっこいい曲など様々な曲が挙げられ、その曲を聴いてプレーする前に気持ちを高ぶらせているのだとわかりました。約2ヶ月後にはいよいよ夏の大会が始まり、3年生は最後の大会になります。最後の夏、盛り上がる応援歌を聞いて気持ちを高ぶらせて熱いプレーができるように期待しています!今後も、全国各地の球児を直撃し、考えの傾向やトレンドを紹介していきたいと思います!乞うご期待!